遅ればせながら、先日、3月14日の21時から、TV朝日系にて放送されました、反町隆史さん主演の木曜ドラマ「グレイトギフト」第9話(最終回)のネタバレ&個人的感想を。



明日海りおさん演じる、藤巻の妻、麻帆が、国立生命理工研究所(生命研)で働いていた事を知った、反町隆史さん演じる、藤巻は、そもそも、麻帆が生命研で働いていたという事も、偶然では無いかもしれないと考えます。


手術が近い琴葉を励ましに来た麻帆から、波瑠さん演じる、久留米と共に話を聞きます。

その結果、麻帆は、殺人球菌については知らないと確信する、藤巻。



生命研の治験の補助という短期派遣の面接の際、川野太郎さん演じる、稲場から、履歴書に書いた

明鏡医大の病理部に勤める藤巻の事を聞かれた事を告げます。


一方、津田健次郎さん演じる、郡司を次の理事長にしようと野望を激(たぎ)らせる、西原亜希さん演じる、郡司の妻・佳澄と、共同戦線を張る、筒井道隆さん演じる、事務長の本坊巧は、郡司にギフトの細胞株を精製させる事に成功。


本坊と佳澄は、佐々木蔵之介さん演じる、理事長の白鳥を殺そうと企みます。


琴葉の手術が終わるまで待って欲しいという郡司だが、本坊と佳澄は実行を指示。


白鳥の元に、コーヒーを持って行き、白鳥が電話に出た際に、彼のカップの中にギフトを入れる計画を立てて実行に移します。


コーヒーにギフトを入れたと勝利を確信し、ギフトの特効薬を投げて、台無しにしてしまう本坊でしたが、白鳥の方が何枚も上手でした。


佳澄の言っていた“仲良しさん”とは白鳥の事で、佳澄はワザと白鳥を裏切るように仕向け、本坊が持っていたギフトを蒸留水とすり替えていたのでした。


佳澄は、不倫夫への復讐を考えていいて「創造者=真犯人」とは佳澄ではなく、別の人物で、秘密を知っている人が多すぎるから減らしたいと言い出し、白鳥が実行に移します。

しかし、その場で消されたのは意外にも佳澄でした。


“このメンバーの中では、最も不要だ“というのが消された理由でした。


一同が佳澄に注目している間に、白鳥が、佳澄に手渡したコーヒーの中に、ギフトを入れたのでした。


一方、警視庁では、濱正悟さん演じる、月足が、尾上松也さん演じる、神林に、稲場の死について報告に来ました。


稲場は元・生命研の所長、生命研は愛宕元・総理の肝入りの研究施設。


色々と繋がって来たので、深掘りしてみると、稲場の通信履歴に神林の番号があった事が判明しました。


月足は「この件は、誰にも他言はしていない、琴葉の事が落ち着いたら、神林の方から話して欲しい」と言います。

病院内で「もう、白鳥に従うしかない!」と話している、本坊と郡司の所に麻帆がやって来ます。


佳澄の不審死を知ったからでした。


郡司は「もう、この病院に近づくな!」と言いますが、麻帆は「全てを話して!」と頼みます。


藤巻と久留米は理事長室へ。


本坊・郡司・神林は、既に、白鳥に忠誠を誓ったと言いますが、しかし、藤巻と久留米は真犯人の正体を掴んでいました。


藤巻と久留米が、麻帆に病院スタッフの顔写真を見せると、真犯人が浮上したのでした。


ただ、それだけでは証拠にはならないので、隠しカメラを設置していたのでした。


それは、小野花梨さん演じる、奈良茉莉でした。


「ギフトの創造者」を名乗る、真犯人の奈良茉莉は、事件の真相を語りだします。



久留米が辞めた後、生命研に、こっそり保管されていた「オクト・セブン」を改良。


生命研の稲場は、臨時契約で集めた看護師から

各病院の病理部の状況を探り、実証実験をする病院を選んだのでした。


結果、麻帆の話から、病院で、うだつの上がらない立場の弱い藤巻の病理部が選ばれたのでした。



運命的にも、久留米が居る事を知り、奈良は、明鏡医大病院に潜り込みました。


「オクト・セブン」を海外に輸出して、金儲けを企んでいた、愛宕元総理を殺したのは、奥野理事長でした。


愛宕元総理が色々うるさくて邪魔になったからでした。


稲場を殺したのは奈良で、生命研にいた事を知られていたからでした。


一般患者を殺したのも奈良で、愛宕の指示による実証実験だったのでした。


「人殺しを何とも思わないのは『研究者の性』で久留米に勝ちたかったと嘯(うそぶ)きます。


「ギフト」が、誰からも愛された事に感動したとも述べます。


白鳥の狂気を本気で恐れた郡司、本坊、神林は、忠誠を誓います。


白鳥と奈良が退出した後、藤巻は本坊に、奈良の部屋から「ギフト」を全て持ち出して欲しいと頼みます。


「琴葉の手術が終わるまで、何もしないでくれ!」という神林。


「終わりにしたいなら、自分達で、白鳥にギフトを贈ればいい!」と言う本坊。


藤巻は「ギフトの恐ろしさは、殺傷能力だけじゃない! 欲望を掻き立てられた人々が取り憑かれてしまう事だ!」と訴えます。


元々、医療や正義の道を志した気持ちを思い出してもらおうとします。


郡司は「分かった!」と言い、ただ「自分達が狙われる恐れがあるから」と、特効薬を分けてもらいます。



一方「アルカナム」で、白鳥と奈良を接客する、倉科カナさん演じる、杏梨。


郡司達が特効薬を持って来ます。


郡司から全てを聞いた麻帆は、救ってくれた事への感謝を藤巻に伝えます。


「もう、全部辞めて、どこかに引っ越そう!」と藤巻に言います。


それを聞いた久留米は、藤巻と麻帆に「そうしてください!」と言いら1人で白鳥の下に向かいますが、藤巻は「久留米さんを、1人で行かせる訳にはいかない!」言います。


「そういう、デリカシーの無いところが嫌いになったのよ!」と言う麻帆に、藤巻は、少し微笑むと理事長室へと向かいました。


白鳥と奈良は、白鳥に忠誠を誓わない、藤巻と、久留米を「オクトセブン・プラス」で殺そうとしますが、郡司、本坊、神林が、藤巻側に寝返り、白鳥と奈良を取り押さえます。



「藤巻達は、最後まで、人を殺そうとしなかった!」と本坊は白鳥に言い、郡司は「藤巻の勝ちだ!」と郡司が白鳥に言います。


「娘の手術があるとは言え、2人を見殺しに出来なかった」と神林は白鳥に告げます。


やがて、警察が理事長室に突入し、白鳥と奈良を逮捕しますが、奈良は自分自身に「オクトセブン・プラス」を注射します。


奈良は「最後の実証実験です、これで本当に、この子の親になれる、先輩に完璧に勝てる」と言い残した奈良でしたが、久留米の特効薬が効いて、命を取り留めます。


月足刑事は「神林の為に、注射の中身を鑑定しないと、殺人未遂で逮捕出来ない」として、白鳥に琴葉の手術を実施させる事に。


白鳥は元々、誰よりも、患者を大切にする医者でした。


「医者なら、患者を救ってみせろ!」と、その胸ぐらをつかんで叫ぶ藤巻。


白鳥と郡司は手術室へ。


神林を手術室の前に残し、一同は警察の事情聴取に向かいます。


無事に手術を成功させた白鳥は、神林から「ありがとうございます」と言われると、患者から

そう言われるだけで充分だった頃の気持ちを思い出しました。


鑑定結果が出て、白鳥は逮捕されました。


白鳥に手錠を掛けたのは神林でした。


1か月後、「アルカナム」では、藤巻と、久留米は罪に問われず、神林には執行猶予が付くようだと杏梨に告げます。


「ギフト」の販売に加わっていた杏梨も取り調べは受けましたが、色々な人に助けられ、罪には問われませんでした。


「これで、全てが終わり」そう思った藤巻達。


藤巻は久留米に伝えました。


「またいつか、新たなギフトが作られるかもしれない、久留米さんとは、どんな困難も乗り越えられそうな気がする、また、その時には力を貸してください!」と。


しかし「ギフト」は完全に消滅していませんでした。


ある日、元・生命研にいた、柏原収史さん演じる、細胞培養士の北本が、実証実験のデータを杏梨に手渡します。


しかも「素晴らしい実証実験になりましたね!」と笑顔で。


実は、秘密のラボでは新たな「ギフト」が研究されていたのでした。


大切に保管されたその瓶には「Level A May12」と書かれていました。


第9話(最終回)はここまで。



倉科カナさん演じる、杏梨が、このまま終わる訳は無いと思っていたら、想定内の展開でしたね。


最後に実証実験データを受け取った白い服を着た見覚えのある指輪の女性は杏梨でした。


果たして、坂東彌十郎さん演じる、奥野元理事長が、山田明郷さん演じる、愛宕元総理を殺したのは、杏梨が唆したか、杏梨を手に入れようとした奥野が暴走したのか?



柏原収史さん演じる、北本が、藤巻に意図的に名簿を渡し、事件を解明させて、白鳥を失脚させたのか?


それとも、杏梨にとって、白鳥より魅力的な権力者が出来たからなのでしょうか?


最後に映った、新たな「ギフト」の小瓶に書かれていた「Level A May12」の意味は、もしかして「5月12日から続編の放送日」なのでしょうか?


いつの間にか、新たな「ギフト」が開発されていて、しかも「Level A」に格上げされているというのが恐ろしいですが、個人的には、続編のシリーズ化か、SPドラマの放送を願ってます。