短編詞

「夏の終わりに」

長過ぎた夏が

ようやく過ぎて行く

蝉の声も

いつしか止んで

秋の虫達の

歌が聴こえる

夕暮れに吹く風は

少しだけ優しさを

感じさせながら

頬を撫でてくる

夏の終わりに

空を見上げれば

何故か少しだけ

人恋しさ感じた」