今日は、KISSのギター&ボーカリストの、Paul Stanleyのお誕生日なんです。



今回の個人的アルバム・レビューは2010年に、

TSUTAYAから発売された、Best Valueシリーズの「KISS Super Best」を。


KISSは、アメリカン・ハードロック草創期から、アメリカ東海岸を代表する世界的グループとして知られています。

早くから、ロック界に、コープス・ペイントを取り入れ、世界観をギミックした、メディア・フランチャイズ(マーチャンダイズ)を展開するなど版権ビジネスモデルの先駆けともなりました。

2014年に「ロックの殿堂」入り。

1973年1月に、アメリカで結成されたロックバンドで、白塗りの化粧(コープス・ペイント)と、奇抜な衣装でストレートなロックンロール、ハードロックを演奏するバンドです。

巨大なロゴを中心にした、大規模なステージ・セットで、当初より、炎や、パイロテクニクスを多用しています。



彼らのファンは、キッス・アーミー(KISS ARMY)と呼ばれています。



キャッチフレーズは、「You Wanted the Best!? You Got the Best! The Hottest Band in the World, KISS!!(最高を求めていただろう!? お前は手に入れた! 世界一熱いバンド、キッス!!)」であり、1975年のライヴから現在にかけて、オープニング・アナウンスとして使用されています。



シングル・アルバムの総売り上げは、1億1000万枚以上にのぼっています。



1974年にアルバム「KISS(地獄からの使者)」で、デビュー。


派手なメイクと衣装でも話題を集めました。


映画「DETROIT ROCK CITY」にも登場しました。


ベース&ボーカリストのPaul Stanleyは、映画

「未来警察」にも出演しています。



このベスト・アルバムは、TSUTAYA独自の選曲で、発売されたベスト・アルバムです。



KISSのデビュー・アルバムのオープニング曲として収録されている「STRUTTER」で始まり 大ヒット曲「I WAS MADE FOR LOVI'N YOU」で締められています。



ジャケットも、なかなかイケてます。


内容も入門編にぴったりです。


惜しむべくは、廉価盤の為か、歌詞・対訳が、一切無かったのが残念でした。













収録曲


  1.STRUTTER


デビュー・アルバム「KISS(キッス・ファースト 地獄からの使者) 」収録曲。


3枚目のシングル曲として発表されました。


リード・ボーカルは、Paul Stanley


  2.DEUCE


デビュー・アルバム「KISS(キッス・ファースト 地獄からの使者) 」収録曲。


リード・ボーカルは、ベーシストのGene Simmons。


初期のステージでは、オープニングで演奏される事が多かった楽曲。


  3.HOTTER THAN HELL


1974年発表のセカンド・アルバム「HOTTER THAN HELL(地獄のさけび)」のアルバム・タイトル曲。


リード・ボーカルは、Paul Stanley


  4.C'MON AND LOVE ME(激しい愛を)


6枚目のシングル曲。


1975年に発表された、KISSの3枚目のスタジオ・アルバム「Dressed to Kill(地獄への接吻)」収録曲。


  5.ROCK AND ROLL ALL NITE(Live)


1975年に発表された、KISSの3枚目のスタジオ・アルバム「Dressed to Kill(地獄への接吻)」収録曲。


後にシングル・カットされ、全米最高57位のヒットを記録しました。


  6.DETROIT ROCK CITY


1976年に発表された、KISSの4枚目のスタジオ・アルバム「Destroyer(地獄の軍団)」から、アルバム・プロモーション用の最後のシングル(3枚目)としてシングル・カットされました。


この楽曲は、発表後、長きに渡り、コンサートのオープニング・ナンバーとして演奏され、ある意味、Kissの代名詞といえる楽曲ですが、当時、シングルとしては、ヒットしておらず、地元・デトロイトのラジオでOAされた程度でした。


代わりに、元々、このシングルのB面に収録されていた、ドラマーのPeter Criss作のバラード「Beth」が繰り返しオンエアされ、結局、A・B面を入れ替えて、再度発表されています。


  7.Beth


1976年に発表された、KISSの4枚目のスタジオアルバム「Destroyer(地獄の軍団)」から、アルバム・プロモーション用の最後のシングル(3枚目)としてシングル・カットされた「DETROIT ROCK CITY」のC/W曲ながら、ラジオなどで好評を得て、後にA・B面を入れ替えて、再度発表しミリオン・セラーを記録した楽曲です。


ボーカルはドラマーのPeter Criss。


  8.HARD LUCK WOMAN


11枚目のシングル。


1976年に発表された、KISSの5枚目のアルバム「Rock and Roll Over(地獄のロックファイアー)」収録曲。


ボーカルは、ドラマーのPeter Criss。


全米最高15位を記録。


  9.CALLING DR. LOVE


(悪魔のドクター・ラブ)


12枚目のシングル曲。


1976年に発表された、KISSの5枚目のアルバム「Rock and Roll Over(地獄のロックファイアー)」収録曲。


全米最高16位を記録。


10.LOVE GUN


1977年に発表された、KISSの通算6枚目のアルバム「LOVE GUN」のアルバム・タイトル曲。


Paul Stanleyは、インタビューで、度々、KISSの楽曲の中で、最も好きな曲の一つに挙げています


また、「LOVE GUN」の歌詞は、LED ZEPPELINの楽曲「How Many More Times」の「The Hunter」にインスパイアされたものであるとも明かしています。


Paul Stanleyは、この曲のレコーディングでは、ベースを弾いています。


発表以来、KISSの全てのツアーで演奏されている他、全米シングル・チャートで、全米最高55位と振るわなかったもにも関わらず、KISSのベスト・アルバムや、コンピレーション・アルバムの常連曲でもあります。


11.CHRISTINE SIXTEEN


13枚目のシングル曲。


1977年に発表された、Kissの通算6枚目のアルバム「LOVE GUN」収録曲。


全米最高25位を記録。


12.I WAS MADE FOR LOVI'N YOU


Kissの4枚目のスタジオアルバム「Dynasty(地獄からの脱出)」から最初にシングル・カットされ全米最高11位を記録。


ミリオン・セラーを記録し、Kissにとって、2番目のゴールド・シングルとなった他、日本・ヨーロッパ・オーストラリアを初め、世界中で大ヒットを記録しました。


キヤノン・EOS Kissのコマーシャル・ソングとして、替え歌として起用されました。