今日は、松岡英明さんのお誕生日なんです。
今回の個人的アルバム・レビューは、1987年に発表された、松岡英明さんのセカンド・アルバム「Divine Design」を。
楽曲的には、ジャケット・デザインのような、カラフルな楽曲が、散りばめられており、今聴いても、躍動感あふれるものとなっており、特に「Dance in Versailles」・「Young Pirates」は、松岡英明さんの代表曲であるだけでなく、当時19歳という、若々しい松岡英明さんの姿が溢れている愛すべき楽曲でもあります。
タイトル曲の「Divine Design」も全部、英語詩ですが、深い情感を湛える名曲です、
個人的な、お薦め曲は、7曲目に収録されている「Don’t Look Back」 です。
デビュー・シングルである「Visions of Boys」と同じく、松岡英明さんの作詞・作曲で、しかも英詞。
今 聴いてもカッコ良い楽曲です。
アレンジに、松岡英明さん自身が参加している事を見ても、この楽曲に対しての、熱の入れようが分かります。
このアルバムには、松岡英明さんが、アレンジに参加している曲が、もう1曲あり、アルバム・タイトル曲である、10曲目の「Divine Design」のイントロ・バージョン的な、アルバムのオープニングを飾る、インスト曲「Scene from Paradise 」に続いて収録されている、2曲目の「Dance in Versailles」です。
この曲は、アルバムからの先行シングルで、どちらかといえば 「ポップ」な松岡英明さんを演出した楽曲です。
シングル曲らしく、キャッチーなメロディーで、聴かせるビート・ポップ。
アルバム発売後にシングル・カットされたのが、4曲目の「Young Pirates」で、この曲は、イントロもカッコ良く、やはりポップです。
5曲目の「Bad Bad Bad」は クールな、ファンク・アップ・ナンバー。
この頃の松岡英明さんは、Michael Jacksonに、影響されていたのか、よく、Michael Jacksonが叫ぶ 「ポー!」 という叫び声(?)を入れ込んでいます(笑)
6曲目の「Let Me Alone」は アコースティック・ギターが印象的で、どこか壮大さを感じさせる楽曲で、間奏のギターは、まるでU2を連想させます。
全体的な音の響きは、Mr. Misterの「Broken Wings」みたいな感じです。
9曲目の「Around the World〜Glamorous Field〜」には、布袋寅泰さんが、ギターで参加。
ここでのサウンドは、「殿下」こと、Princeを思い起こさせます。
Princeの「Around The World In A Day 」に、酷似したタイトルと、布袋さんのギターが、松岡英明さんの、当時の世界観を主張してます。
世界の音楽要素を詰め込んだようなサウンドが、楽しい楽曲です。
また、3曲目の「Dual Personality」は ロック・テイスト溢れるアップ・テンポな、エキサイト・ナンバーです。
8曲目の「Perfect Crime」は、松岡英明さん流 のファンク・ナンバー。
間奏のギター・カッティングと ハンド・クラップ音が、最高にファンキーです。
アルバムのラストを飾る、タイトル曲の 「Divine Design」は、美しいイントロから始まり、まるで映画音楽のような、厚いサウンドを展開する、英詩の楽曲です。
神々しさを感じさせるアレンジは、UKの音楽に影響された、松岡英明さんならではです。
隅々まで、当時の松岡英明さん拘りが感じられるアルバムです。
デビュー後に、様々な音楽を聴いて その影響が反映された事が良く分かるアルバムです。
収録曲
1.Scene from Paradise
2.Dance in Versailles
3.Dual Personality
4.Young Pirates
5.Bad Bad Bad
6.Let Me Alone
7.Don’t Look Back
8.Perfect Crime
9.Around the World〜Glamorous Field〜
10.Divine Design