今日は、家入レオさんのお誕生日なんです。
今回の個人的アルバム・レビューは、2015年に発表された、家入レオさんの通算3枚目のアルバム「20」を。
前作の「a boy」から1年振りに発表されたアルバムで、家入レオさんにとって、20代最初となるアルバムです。
タイトルについて、家入レオさんは、「候補として挙げたタイトルが、全て「20歳」を意識していたものだったので、シンプルで、わかりやすいもの、響きがいいものにしようって」と、語っています。
前作以降にリリースされたシングル曲「純情」・「Silly」・「miss you」など、全12曲を収録。
アコギで始まる「lost in the dream」・「Love & Hate」が、特に素晴らしいです。
一気に聴いて、更にもう一回聴きました。
アルバムとしてのクオリティの高さには、びっくりしました。
それから時間(期間)を置き、何度聴いても、聴く度に唸るアルバムです。
ベースは、やはり、家入レオさんの類い稀なる歌唱力と、素晴らしい歌唱力に裏打ちされた表現力です。
1曲毎の説得力と、アルバムを通して、一気に聴かせてしまう家入レオさんの「歌力」。
今回のアルバムでは、クレジットを見る限り、作曲は行っていないようですが、逆に、そこも「これからの伸びしろになるのでは?」と、期待しています。
デビュー・アルバムも、セカンド・アルバムも、共に良かったのですが、ネットでの評価などを見ると、デビュー・アルバム、セカンド・アルバムに比べると、「家入レオさんらしさ」が、イマイチだと感じているファンの方も、若干数、居るようですが、このアルバム「20」は、紛れも無く、現在の「家入レオさんらしさ」の結晶だと、個人的には思います。
音楽的なアプローチの多様さや、クオリティの高さは、間違いなく、今までで、1番のアルバムだと思います。
家入レオさんと、家入レオさんと共に携わった、製作陣が、今、現在で、一番クオリティの高い、家入レオさんを表現しようとした、その結晶のアルバムだと感じました。
「1曲単位」では無く「アーチストが創り出した1枚のアルバム」として、聴いて頂きたいアルバムです。
以下に収録曲ならびに楽曲解説を。
1.miss you
家入レオさん作詞。
9枚目のシングル。
オリコン最高11位を記録。
2.little blue
家入レオさん・西尾芳彦さん作詞。
家入レオさんは、この曲について「自分でも凄く大切にしている楽曲です」と語っています。
3.Silly
家入レオさん作詞。
8枚目のシングル。
オリコン最高13位を記録。
榮倉奈々さん、窪田正孝さん主演のTBS系のドラマ「Nのために」の主題歌に起用されました。
人間の愚かさや、そこに宿る切なさ・愛おしさを題材としたバラード・ナンバー。
家入レオさんの楽曲が、テレビドラマの主題歌に起用されるのは、松田翔太さん、武井咲さん主演のフジTV系のドラマ「海の上の診療所」の主題歌に起用された「太陽の女神」以来、通算4度目で
「第83回 ザ・テレビジョン、ドラマ・アカデミー賞」では、ドラマ・ソング賞を受賞。
4.lost in the dream
家入レオさん・西尾芳彦さん作詞。
Humphrey Bogart、Ingrid Bergman主演の映画「Casablanca」に刺激されて、歌詞を作ったと、家入レオさんは述べています。
5.心のカ・タ・チ 〜Another Story〜
家入レオさん作詞。
3枚目のシングル「Bless You」のC/W曲「心のカ・タ・チ」のアレンジ・バージョン。
6.TWO HEARTS
家入レオさん・西尾芳彦さん作詞。
MBS・GAORA 第87回・選抜高等学校野球大会中継・「みんなの甲子園」テーマソング。
7.For you
家入レオさん作詞。
7枚目のシングルのC/W曲。
8.純情
家入レオさん作詞。
7枚目のシングル。
フジTV系のテレビアニメ「ドラゴンボール改」のエンディング・テーマとして起用されました。
家入レオさんの楽曲が、テレビアニメの主題歌に起用されたのは、デビュー・シングル「サブリナ」以来2年半振り。
9.Still
家入レオさん・西尾芳彦さん作詞。
10.love&hate
家入レオさん・西尾芳彦さん作詞。
家入レオさんによると「いちばん私の軸に近い楽曲で、人間の本能を丸裸にした曲」との事。
11.勇気のしるし
家入レオさん作詞。
8枚目のシングルのC/W曲。
12.Last Song
家入レオさん作詞。
家入レオさんは「この曲は、13歳の時から支えてもらっている人や、これまで出会ってきた大切な人に向けて歌詞を書きました」と話しています。
13.Silly (Another Version)
家入レオさん作詞。
通常盤のみ収録のボーナス・トラック。