今日は、ジャズ・シンガーの綾戸智恵さんのお誕生日なんです。



僕自身、あまり、ジャズには詳しくないのですが「Tennessee Waltz」や「Take Five」・「Georgia On My Mind」などは、昔から好きで、よく聴いていました。


今回の個人的アルバム・レビューは、2001年に発表された、綾戸智恵さんの「Live!」というアルバムを。


このアルバムは、綾戸智絵さんの2枚組のライブ・アルバムです。

1枚目は、六本木のジャズ・クラブ「Sweet  Basil139」での演奏を収録、2枚目は、札幌のキタラ・大ホールでの演奏です。


どちらも、ピアノの弾き語りですから、綾戸智恵さんの歌とピアノ、そしてトークを十二分に堪能できます。

特に、客席と距離が近い「Sweet Basil139」でのノリは抜群で、客席と綾戸智恵さんとの一体感が伝わってきます。

聴いて頂くと、「非常に良いアルバムだ!」と、すぐに実感されると思います。



拍手と歓声、笑い声やグラス、食器のすれる音などのライブならではの魅力が、雰囲気から伝わってきます。 


 録音状態も良いので、臨場感を満喫できます。


 「Only You」の哀愁を帯びたボーカルは絶品です。


4曲目は彼女のテーマ・ソングのような「Tennessee Waltz」で、バラード歌手としての魅力があり、音と音の「間(ま)」に情感が詰まっています。


また「Give Me The Simple Life」のノリの良さは特筆ものです。


ウキウキ・ワクワクのジャズ・ライヴの魅力を伝えるのに、この演奏は、まさにお薦めです。



また、2枚目も素晴らしいボーカルの連続です。


エルトン・ジョンの名曲「Your Song」を、しっとりと、切々と歌っており、とても胸を打つボーカルです。 



レオン・ラッセルの作曲で、カーペンターズの名唱で名高い「A Song For You」の冒頭のピアノの美しさ、そしてそれに続く絶唱は見事の一言です。 



また「It’s Only A Paper Moon」・「Bridge Over Troubled Water」という、綾戸智恵さんのスタンダードや、綾戸節で彩られた「Yozora No Mukou」まで、飽きる事ない楽曲が並んでいます。 












収録曲


Disc1


〜Jazz Club Side / Sweet Basil 139〜


1. Only You


2. In A Mellow Tone


3. By The Time I Get To Phoenix


4. Tennessee Waltz


5. Give Me The Simple Life


6. Everybody Everywhere


7. Love Letters


8. Route 66


9. Love


10. Geogia On My Mind


11. Over The Rainbow



Disc2


〜Concert Hall Side ・札幌・コンサートホール・キタラ〜


1. Amazing Grace


2. His Eye Is On The Sparrow


3. Your Song~For All We Know〜


4. That's All


5. September In The Rain


6. A Song For You


7. Work Song


8. You Are So Beautiful


9. It's Only A Paper Moon


10. Bridge Over Troubled Water


11. Yozora No Mukou


12. Heart Of Gold