今日は浜田麻里さんのお誕生日なんです。



今回の個人的アルバム・レビューは、1989年に発表された、浜田麻里さんの通算10枚目のアルバム「Return to Myself」を。


L・Aレコーディングにより制作された、3作目のアルバム。


Greg Edwardのプロデュースとしては、2枚目のアルバムです。



前作から、一段とPOP感がUPし、浜田麻里さんが、初めてオリコン1位を獲得したアルバムでもあります。



NHKの「1988年・ソウル・オリンピック」イメージ・ソングに起用されたシングル「Heart and Soul」・「My Tears」のヒットの後、人気絶頂期に入った時期に発表されたアルバムです。



前作のアルバム「Heart and Soul」で知名度を上げ、浜田麻里さんの人気を決定付けたアルバムです。



アルバムの1曲目にヒット・シングルを配置し、一気に聴き手のテンションが上がり、最後まで、あっという間です。


ハイトーン・ボイスや作詞力など、浜田麻里さんの凄さは色々とありますが、なんと言っても、歌詞を見ないでも、なんと歌っているのかが分かるという点です。



聴き手に歌を伝えるという事を意識して歌われていると思うのですが、アーティストとして、とても大事な部分だと思います。


浜田麻里さんと言えば、このアルバムは絶対に外せない1枚だと思います。



先ずは、アルバムのタイトル・トラック「Return to Myself」


1989年のカネボウ化粧品、夏のキャンペーン・ソングに起用され、大塚寧々さん出演のCMが、大量にOAされました。


サブ・タイトルの「しない、しない、ナツ」も、当時のカネボウのキャッチ・コピーの「化粧なおし、しない、しない、ナツ」からの引用でした。


浜田麻里さんの代表曲の1つで、超名曲です。


爽快なメロディ、生命力あふれるホーカー、天性の美声、今、聴いても、「絶品中の絶品!」・「名曲中の名曲!」だと思います。



POP感・FUNKY感溢れる、ポジティブRockの3曲目の「Emotion in Motion」

ストリングスを迎えた、壮大なバラード、の5曲目の「Second Wind」


AOR風な哀愁感を帯びた、ミドル・チューンの7曲目の「Take Me to Your Heart」


優しい雰囲気の音像に、美声 &美メロが、心に響くバラードの10曲目の「Restless Kind」などなど、佳曲が多く収録されています。



ちなみに、演奏は、John Kean (Dr), John Pierce (B), Michael Landau (G), Randy Kerber (Key)    ゲスト・ミュージシャンには、Bill Champlin (Back Vo, CHICAGO), Jason Scheff (Back Vo, CHICAGO), Charles Judge (Key) etcが、参加されています。

元気を一杯貰える、まさに、1980年代のJ-Rockの名盤です。


これを機会に「往年のファン」は、もう一度、このアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか?



浜田麻里さん初心者の皆さんには「Return to Myself」の視聴をお薦め致します。













収録曲


全作詞:浜田麻里(特記以外)


  1.Return to Myself


  2.Separate Lives


  3.Emotion in Motion


  4.Walking on the Borderline


  5.Second Wind


  6.Only in My Dreams


  7.Take Me to Your Heart


作詞:Steve Diamond,Chris Farren,、浜田麻里(日本語詞)


  8.We Should Be So Lucky


  9.With All My Love


作詞:Mark Mueller,Bruce Gaitsch、浜田麻里(日本語詞) 


10.Restless Kind


「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」のC/W曲。