今日は、Elton  Johnのお誕生日なんです。



今回の個人的アルバム・レビューは、1995年に発表された、Elton Johnのバラード・ベスト・セレクション・アルバム「LOVE SONGS」を。




Elton Johnは、1969年にソロ・デビュー。


1970年の「Your Song〜僕の歌は君の歌〜」のヒット以降、イギリス・ポップ・ミュージックの旗手として活躍し、現在までに全世界で、2億5000万枚以上のアルバム・セールスを記録している、世界で最も成功した、男性ソロ・アーティストの1人です。


その、Elton Johnの、バラード・ベスト・セレクションが、このアルバムです。



全米6位を記録した「Candle in the Wind(風の中の火のように)」・全米2位を記録した「Daniel」、全米8位を記録した「YOUR SONG〜僕の歌は君の歌」など、全17曲を収録。 



1995年11月に発表され、全英4位・全米24位を記録し、ロング・セラーとなり、累計で、1300万枚以上を売り上げたという、コンピレーションアルバムです。



それまでのベスト・アルバムと違うのは「ラブ・ソング=バラード」というコンセプトに基づいて選曲され、曲順も編年体ではなく、アルバムとして成立するように、統一感があるように作られている事です。



その為、実に聴きやすいアルバムになっており、Elton Johnの入門編には、最適のアルバムです。 



先行して発表されたイギリス盤が、日本でも発売されています。


アメリカ盤は、翌年の1996年に発表され、選曲が一部違い、当時の新曲で、シングル曲の「You Can Make History 」 他1曲の2曲が加えられました。



「Candle in the Wind」は、Elton Johnが、Marilyn Monroeへ捧げた楽曲です。


1973年に、オリジナル・バージョンが、アルバム「Goodbye Yellow Brick Road(邦題 黄昏のレンガ路)」に収録され、1974年に、シングルとして発表され、全英チャートで、最高11位を記録。


ただ、この時は、アメリカでのシングル発売は、されていません。


この時の邦題が「風の中の火のように(孤独な歌手、ノーマ・ジーン)」でした。


1987年に、オーストラリアでのライブ音源が、アルバム「エルトン・スーパー・ライヴ 〜栄光のモニュメント〜」に収録され、同年にシングルとしても発表。


このときのシングルの邦題は「Candle in the Wind」


全英チャートで最高5位、このバージョンは、アメリカでも、シングルとして発売され、Billboard Hot 100で最高6位を記録。



「Don't Let the Sun Go Down on Me〜僕の瞳に小さな太陽〜」は、アルバム 「Caribou」からのシングル・カット。 


 英16位・米2位の大ヒットを記録。 



George Michael(元・Wham!)とのデュオで、1991年に再び発表し、全米・全英、共に、ヒット・チャートの1位となりました。


Elton Johnは後年「この曲を歌いこなせるようになって、ボーカリストとしての自信が出てきた」と、自ら述べています。



「Your Song〜僕の歌は君の歌〜」は、1970年発表の同名のアルバム「僕の歌は君の歌」原題「Elton John」に収録され、アメリカでは、同年の10月にシングル「Take Me to the Pilot(パイロットにつれていって)」のC/W曲として発表されました。


しかし、ラジオ番組のDJに「Your Song〜僕の歌は君の歌〜」の方が、A面の「Take Me to the Pilot(パイロットにつれていって)」より好まれ、取って代わられた結果、イギリスと、アメリカのチャートで、TOP10ヒットを記録しました。



「Can You Feel the Love Tonight〜愛を感じて〜」は、1994年公開のディズニーの長編アニメーション映画「The Lion King」の主題歌に起用された楽曲。


Elton Johnが作曲、Tim Riceが作詞


この曲は全英シングル・チャートで14位を記録し、Billboard Hot 100では、4位まで上昇。


また、フランスでは、No.1ヒットを記録。



「Circle of Life」も、ディズニー映画「The Lion King」の挿入曲に起用され,Billboard Hot100で、18位を記録しました。












収録曲


  1.Sacrifice


  2.Candle in the Wind


    風の中の火のように


  3. I Guess That's Why They Call It the Blues


    ブルースはお好き?


  4. Don't Let the Sun Go Down on Me


     僕の瞳に小さな太陽(LIVE)


  (with George Michael)


  5.Sorry Seems to Be the Ha rdest Word


    悲しみのバラード


  6.Blue Eyes


  7.Daniel


  8.Nikita


     悲しみのニキタ


  9.Your Song


     僕の歌は君の歌


10.The One


11.Someone Saved My Life Tonight"


    僕を救ったプリマドンナ


12.True Love(with Kiki Dee)


13.Can You Feel the Love Tonight?


    愛を感じて


14.Circle of Life


15.Blessed 


    ブレスド〜まだ見ぬ我が子へ〜 


16.Please


17.Song for Guy