今日は、VOW WOWのリーダー兼ギタリスト、山本恭司さんのお誕生日なんです。


山本恭司さんは、1976年に、音楽プロデューサーの上野義美さんが名付けた「BOW WOW」としてデビュー。



1977年には、BOW WOWとして、AerosmithやKISSの日本ツアーに同行し、海外活動にも目を向け、1982年にイギリスで行われた「レディング・フェスティバル」では、満場のスタンディング・オベーションを受けました。



VOW WOWでは、本格的に活動の場をイギリスに移しました。


(VOW WOWは、日本人グループとして初めて、イギリスのミュージシャンズ・ユニオンに加盟しています)


1983年に、ギター兼ボーカルの斉藤光浩さんが脱退するまで、オリジナルメンバー4人で活動を続けました。

 

その後、新たにキーボードの厚見玲衣さんと、ボーカルの人見元基さんを加えて5人編成となり、1984年にバンド名をVOW WOW(ヴァウワウ)に改名し、その後ベーシストの交代が2度あり、1990年に解散。



1998年からBOW WOWとして再結成し、オリジナルメンバーの山本恭司さん、新美俊宏さんと共に、斎藤光浩さんも合流し、現在は、BOWWOWと名乗って活動しています。


2010年にVOW WOWとしても再結成ライブが2夜限りで披露されました。



今回の個人的アルバムレビューは、2006年に発表された、VOW WOWの「SUPER BEST 〜ROCK ME FOREVER〜」を。


高校2年の時、同級生の女子から借りた、VOW WOWのアルバム「V」に収録されていた「DON'T LEAVE ME NOW」と「CRY NO MORE」を聴き、VOW WOWを聴くようになりました。


タイトなバンド演奏と洋楽的センスが魅力の日本のメタル&ハード・ロック・シーンの草分け的バンド、VOW WOWのコンプリート・ベストアルバムです。


リーダーの山本恭司さんの監修と選曲による代表曲に、UKライブの音源含む全曲デジタル・リマスターです。 


山本恭司さんが作り出す音色と、繊細ながらも、迫力のある音とスピード感、これらが厚見玲衣さんのスケールのあるキーボードと、新見俊宏さんの迫力とスピード溢れるドラム、Neil Murrayの重量感のあるベースと、絶妙な角度で組み合わさったサウンドは聴く者を圧倒します。



そして、何といっても、サウンドに負けない声量を持つ、人見元基さんのハードでありながら、ブルース調の味わいが、更にバックサウンドを盛り立てます。


バラード曲も秀逸です。


一人一人が持つ繊細さが反映され、且つスケールの大きいメロディーは、人見元基さんの圧倒的な歌唱力を引き立てます。


選曲は名盤「III」から全曲・「BEAT OF METAL MOTION」から4曲・「CYCLONE」から3曲・「V」から5曲・「VIBe」から3曲・「MOUTAIN TOP」から5曲です。


このベストアルバムで、僕が特に好きな楽曲は、Disk-1では「SHOT IN THE DARK」・「DON'T TELL ME LIES」・「DON'T LEAVE ME NOW」・「 I'M GONNA SING THE BLUES」・「HELTER SKELTER」・「CRY NO MORE」です。


Disk-2では「MASK OF FLESH (Masquerade)」・「LOVE WALKS」・「LOVE SOMEONE 」・「BREAK DOWN」・「SOMEWHERE IN THE NIGHT」・「I'VE THROWN IT ALL AWAY 」・「THE GIRL IN RED」です。


是非ともご一聴を。


VOW WOWの入門編としてもお薦めです。














Disc-1


  1.ROCK ME NOW


  2.SHOT IN THE DARK


  3.NIGHTLESS CITY


  4.DON'T TELL ME LIES


  5.DON'T LEAVE ME NOW


  6.YOU GOT IT MADE


  7.I'M GONNA SING THE BLUES


  8.BEAT OF METAL MOTION


  9.HELTER SKELTER


10.CRY NO MORE


11.MOUNTAIN TOP


12.HURRICANE


13.RUNNING WILD


14.STAY CLOSE TONIGHT


15.YOU KNOW WHAT I MEAN


 

Disc-2


  1.TELL ME


  2.MASK OF FLESH (Masquerade)


  3.LOVE WALKS


  4.SIGNS OF THE TIMES


  5.LOVE SOMEONE


  6.BREAK DOWN


  7.SOMEWHERE IN THE NIGHT


  8.GO INSANE


  9.I'VE THROWN IT ALL AWAY


10.THE GIRL IN RED


11.SNOW FLAKES|PAINS OF LOVE


12.TOO LATE TO TURN BACK


13.DONCHA WANNA CUM (HANGAR 15) 


     (未発表LIVE音源)


14.YOU'RE THE ONE FOR ME


      (未発表LIVE音源)


15.SHOCK WAVES


      (未発表LIVE音源)