今日は、ミリオンダラー・ボイスと呼ばれた、元・CHICAGOのボーカリスト、Peter Ceteraのお誕生日なんです。
今回の個人的・レビューは、彼が18年間という長きに渡って在籍していた、CHICAGOのベストアルバム「THE HEART OF CHICAGO 1982〜1997」を。
オリジナル・アルバムは」THE HEART OF CHICAGO 1967-1997」なのですが、契約の関係で、「1967〜1981」と「1982〜1997」の2枚に分かれて発売された方の後編です。
2枚に分かれた関係で、バラード曲を中心とした選曲となっていて、CHICAGOのバラードのヒット曲で、ファンになった人達には、親しみやすいアルバムとなっています。
CHICAGOというバンドは、そのグループ歴の長さが物語るように、バンドの向かう方向が、時代と共に変化して行ったバンドです。
長いキャリアを誇るものの、人気の並が激しく、過去何回もの危機を乗り越えて、活動を展開してきたCHICAGO。
デビュー当初は、硬派なブラス・ロックと呼ばれ、後にミドル・オブ・ザ・ロードなバラードなどを得意とする、ポップ・バンドとしても成功を収めた彼らの軌跡は、ショウビズ界の荒波を潜り抜けて、創作を続けることの困難さを、身を持って示してくれています。
本件は契約の関係でバラードのCHICAGOの魅力が上手く集まっています。
（怪我の功名？）か、オリジナル・アルバムのフレーバーも少しして、尚且つ新曲2曲「Here In My Heart」・「The Only One」も収録。
最近のファンの方に特にお薦めです。
CICAGOの代表曲と言えば、何と言っても「HARD TO SAY I'M SORRY」でしょう。
他にも数多くの名曲がありますが、やはり、この曲が、CHICAGOの代名詞的と言える楽曲であり、CHICAGOの楽曲の中でも、最も有名な楽曲である事は、誰もが認める事だと思います。
このアルバムに収録されているのは「GET AWAY」の部分がカットされている、いわゆるシングル・バージョンなのが、ちょっと残念です（苦笑）
CHICAGOは、とても息の長いバンドなので、非常にアルバム数も多く、初めのとっかかり的な意味合い聴くには最高のアルバムだと思います。
特にCHICAGOに思い入れがない方には「このアルバムだけ持ってればいい！」というぐらいに良い曲満載で、何度聴き返しても飽きる事がないアルバムです。
余談ですが、「THE ONLY ONE」のプロデューサーは、あの、Lenny Kravitzなんです。
CHICAGOとLenny Kravitzの繋がりは意外でした。
収録曲
1. Hard To Say I'm Sorry
素直になれなくて (Single Version）
2. Love Me Tomorrow（Single Version）
3. Stay The Night
4. Hard Habit To Break
忘れ得ぬ君に
5. You're The Inspiration
君こそすべて
6. Along Comes A Woman
いかした彼女（Single Version）
7. Will You Still Love Me? （Single Version）
8. If She Would Have Been Faithful...
（Single Version）
9. I Don't Wanna Live Without Your Love
10. Look Away（Single Version）
11. You're Not Alone（Single Version）
12. What Kind Of Man Would I Be?
（Single Version）
13. Chasin' The Wind
14. Here In My Heart
15. The Only One
