今日は「King of POP」Michael・Jacksonの命日なんです。
2009年6月25日、自宅にて心肺停止状態に陥り、Michael Jacksonのスタッフが救急隊に通報。
12時26分に救急隊が到着。
13時14分に、カリフォルニア大学・ロサンゼルス校附属病院へ救急搬送されましたが、約42分間に及ぶ蘇生活動を行うも、14時26分に死亡が確認されたそうです。
死因は心臓麻痺と言われています。
50歳という若さで虹の橋を渡られました。
存命なら62歳。
未だに残念でなりません。
改めてMichael Jacksonのご冥福をお祈りします。
今回の個人的アルバム・レビューは、1982年に発表された、Michael Jacksonの「Thriller」を。
言わずと知れた、多くを語る必要の無い名盤。
「Beat It」・「Billie Jean」・「Human Nature」など、名曲のオンパレード。
当時、まだ小学校6年だった僕は、リアルタイムでは、このアルバムと、Michael Jacksonの存在を知らず、中学に入ってから後追いで、このアルバムを聴き、「BAD」を高校2年生の時に聴きました。
「Billie Jean」は、Michael Jacksonのライブでのパフォーマンスが、やはり印象に残っています。
「Beat It」も、また同じです。
PVも凄く印象的ですが、ライブでのパフォーマンスには、やはり敵いません。
そして何といっても、アルバムタイトル曲の「Thriller」
「黒人のPVは、MTVでは流さない」と言う、MTVの規定さえぶち破り、「世界で一番売れたアルバム」と、ギネス記録に認定されました。
総売り上げは、何と1億枚以上。
そんなアルバムは、今後2度と出現する事は、あり得ないと思います。
まさに「前人未到」のアルバムと言えます。
誰もが知っている「Thriller」・「Beat It」・「Billie Jean」、ツアーでは必ず披露されていた「Wanna Be Startin' Somethin'」、美しいバラード「Human Nature」「The Lady In My Life」など、聴き応えのある楽曲の揃い踏みです。
このアルバムからは、収録9曲中、7曲のTOP10ヒットを放ちました。
このアルバムは、Michael Jacksonと言う、稀代のエンター・テイナーを語る上で、欠かせないアルバムです。
しかし、その後のMichael Jacksonは、「Thriller」を超える」作品作りに苦悩していきます。
彼自身が「Thrillerを超えた!」と思う作品が作れてもセールスはとても越えられない。
「BAD」は評価されず、グラミー賞もエンジニアに贈られた賞のみの獲得に終わり、「マイケルはThrillerで終わった」とさえ言われました。
「Thriller」は確かに色々な意味で凄い作品だと思います。
ただ、Michael Jackson自身は、その後ずっと「Thriller」を背負っていかねばならず、苦労したと思います。
この「Thriller」は確かに素晴らしい作品です。
間違いなくMichael Jacksonの代表作です。
しかし、彼は進化し続け、1990年代から「大人の魅力」と言う物を発揮し、音楽面でも、パフォーマンスでも、そして歌の面でも磨きがかかって「本物になったな」と、個人的に感じます。
未だに「Michael Jacksonは、やっぱりThriller！」と言う人も多いですが、Michael Jacksonのファンならば、1990年代からのMichael Jacksonの「大人としての本当の魅力」も味わって欲しいと思います。
収録曲
1.Wanna Be Startin' Somethin'
2.Baby Be Mine
3.The Girl Is Mine（feat. Paul McCartney）
4.Thriller
5.Beat It
6.Billie Jean
7.Human Nature
8.P.Y.T. (Pretty Young Thing)
9.The Lady In My Life
