今日は、ポール・ヤングのお誕生日なんです。



今回の個人的アルバム・レビューは、1995年発表の7枚目となるアルバム「Reflections」を。



ブルー・アイド・ソウルの先駆者、ポール・ヤングが、1960年代から、1970年代のソウルの名曲をカバーしたアルバムです。



彼のR&Bとソウルへの憧憬は有名ですが、本作では、彼の持ち味を充分に発揮し、懐かしいソウル・ヒットのカバーアルバムになっています。



1980年代に登場した、最高のブルー・アイド・ソウル・シンガー、ポール・ヤングの魅力が、最大限に発揮されている、カバーアルバムです。



収録曲紹介欄に、オリジナル・シンガーを添付しておきますので、好きなアーチストの楽曲が、1曲でも入っていたなら、絶対に聴き比べて欲しいアルバムです。



まさに「温故知新」・「オールディーズ・バット・グッディーズ」の言葉通りの名盤です。



ふだんR&Bやソウルをあまり聴かない人に、是非聴いてほしいアルバムでもあります。


ポール・ヤングのすぐれた選曲センスと、緩急の利いたアレンジで、文句なしに楽しめる1枚です。



一部のR&Bファンでしか知らないような名曲を掘り起こして、私達に届けてくれたポールは、やはりさすがだと思います。


「名曲は時代を越える」という事を肌で感じられる名盤です。



もちろん、丸く、暖かい、ポール・ヤングのボーカルが聴く人の胸に響くからなんでしょうが。



英国盤は、全15曲、日本盤は、全18曲収録されています。






収録曲



 1.Grazing In The Grass

(1969年、フレンズ・オブ・ディスティンクション)


 2.Until You Come Back To Me

(1974年、アレサ・フランクリン)


 3.That's How Heartaches Are Made

(1963年、ベイビー・ワシントン)


 4.Love Won't Let Me Wait

(1974年、メイジャー・ハリス)


 5.Just A Little Misunderstanding

(1966年、コンツアーズ)


 6.Hey Girl Don't Bother Me

(1964年、タムズ)


 7.Baby Don't Change Your Mind

(1977年、グラディス・ナイト&ザ・ピップス)


 8.Reflections

(1967年、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス)


 9.Love Is Like An Itching In My Heart

(1966年、シュープリームス)


10.Ain't No Sunshine

(1971年、ビル・ウィザーズ)


11.Your Precious Love

(1967年、マーヴィン・ゲイ/タミー・テレル)


12.More Love

(1967年、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ)


13.Take Me In Your Arms And Love Me

(1967年、グラディス・ナイト&ザ・ピップス)


14. Love Makes The World Go Around

(1965年、ディオン・ジャクソン)

15.Reach Out I'll Be There

(1966年、フォー・トップス)


16.If You Don't Want My Love

(ロバート・ジョンソン)


17.Don't Let Me Lose This Dream

(アレサ・フランクリン)


18.That's how heartaches are made(Remix)

(ベイビー・ワシントン)



16・17・18は日本盤・ボーナストラック。