今日は、石井明美さんのお誕生日なんです。


このブログの6月4日の音楽レビューで、石井明美さんのデビューアルバム「モナリザ」をレビューしておりますが、やはり石井明美さんと言えば、大ヒットしたデビューシングル「CHA- CHA- CHA」でしょうね〜!


この曲は、1986年のオリコンの年間シングルチャートで1位になった曲です。



TBS系で放送された、明石家さんまさん、大竹しのぶさん主演のドラマ「男女7人夏物語」の主題歌でした。



「CHA- CHA- CHA」は、イタリアのダンスグループのFinzy Kontiniの日本語カヴァー曲です。



そもそも「CHA-CHA-CHA」とは、キューバ発祥のラテン音楽です。


ディスコ系のダンスナンバーが新鮮で、この曲は、選抜高等学校野球大会の入場行進曲にも採用されました。



このアルバム「JOY」は、デビュー曲「CHA-CHA-CHA」で一世を風靡した後、セカンドシングルから4作目のシングルを筒美京平さんが手掛けられ、スマッシュヒットしたシングル「JOY」を収録した、セカンドアルバムです。


全編に渡り、アダルト・オリエンティッドなポップスに仕上がっています。



際立ったメロディーラインを持った、シングルクラスのナンバーが並んでいます。



中でも、大ヒットしたデビュー曲「Cha-Cha-Cha」の流れを汲んだかのような、海外のダンスポップを意識した、セカンド・シングルの「響きはtu tu」や、


この曲は、そもそもの「CHA-CHA-CHA」の方に着目し、トロピカルなラテンフレーバーを歌謡マナーに落とし込み、強めのベースのグルーヴでアップデートし、前作「CHA-CHA-CHA」に対する真っ当な回答だったと思われます。


山川恵津子氏の快心作だと思います。


その後もサード・シングル「L'aman」.を経て、TBS系のドラマ「恋に恋して恋きぶん」の挿入歌に起用された、名バラードの「JOY」に至るあたり、セカンドからのシングル3作と、アルバムまでのプロジェクトとして、最初から組み込まれていた気がします。



アルバムのオープニング曲「C'est La Rose」といい、豊島たづみさんの「もう海へなんか行かない」をライト・メローなエレポップ風にカバーした「もう海へなんか行かない」での終わり方といい、プロジェクトの完結作としての気合いをビンビンに感じるアルバムです。



シングル「JOY」のオリコンチャート最高位は、19位のスマッシュヒット。


しかし、この「JOY」は、カラオケを通して
広まった曲と言えると思います。

この歌をカラオケのレパートリーしている女性が
僕の周りには意外と多いんです。



筒美京平さんの作品の素晴らしい所は、常に時代の流行を意識したサウンドだと思います。

親しみやすいメロディーがとても際立っていて、聴いても歌っても心地よいのが特徴です。

この曲も、筒美京平作品の魅力をたっぷりと
感じることができる曲だと思います。


ふられてしまった相手の男に対して、

「みんな夢で いいの いいの」とか「♪ 逢えただけで いいの いいの」と歌い、最後には
「憎んでみたいのに… 可愛いひと」と結ぶという、女性からすれば、とんでもないと
思われてしまいそうですが、これを女性が歌うと、男性陣は、結構胸キュンになるんですよね〜!

この曲を知らない方は、是非聴いてみて練習して、カラオケでお試しあれ〜!(笑)


https://youtu.be/zgdu456y2b8


https://youtu.be/j1qtchf-PXY


https://youtu.be/tQFgSGog8h0





収録曲


1.C'est La Rose
2.Celebration
3.Joy
4.響きはtu tu
5.Nostalgia
6.Blue Hotel
7.春のまどろみ
8.L'amant
9.私
10.C'est La Rose