最近SNSで繋がらせて頂いた、ある女性の方がいらっしゃいます。
ご自身も過去に大変悲しい思いをされ、様々な困難を乗り越えて来られた方のようで、そんな事を感じさせず、周りの方への感謝の気持ちや気配りを忘れない、とても素敵な方です。
そんな彼女が、時折SNS上で、哀しみを感じさせるコメントをしているのを励ましたいと思い、2013年8月に書き上げました「都会」という作品を再公開したいと思います。
元々、この作品は、この頃にSNS上で、僕の詞を気に入って頂き、何度もコメントをくださっていた、女子高生の方が進路や友人からの度重なる嫌がらせやイジメに悩み、僕に相談してくれた事から、彼女を励ましたいと思い、書き上げた作品でした。
この作品を発表した後、彼女は、少し元気を取り戻し、友人からの嫌がらせにも勇気を持って立ち向かい、無事、高校を卒業されました。
その後は、僕の機種変更により、SNSのアカウントを継続して無かったので、やりとりが途切れてしまいましたが、今でも元気でいてくれていると信じています。
そんなエピソードがある作品ですので、きっと、最近繋がらせて頂いた彼女も元気になってくれると信じて、再公開させて頂きます。
「都会」
泣きたい時は泣けばいい
嬉しい時は笑えばいい
夜空を照らす三日月
君の明日を見守る
ネオンが煌めく都会の片隅
羽を休める一羽の烏
都会の深夜(よる)のOne-Shot
都会の影を色濃く映す
真夏の深夜(よる)の蜃気楼
一夜(ひとよ)限りの幻想(まぼろし)の宴
淋しい時は叫べばいい
楽しい時ははしゃげばいい
青空(そら)に注ぐ陽射しが
君にそう語りかける
陽炎揺れる都会の片隅
足早に去る人の波
都会の午後のOne-Shot
夏の印影(かげ)を映し出す
真夏の眩しい太陽
激しく照らす現実世界
疲れた時は眠ればいい
泣きたい時は泣けばいい
淋しい時は叫べばいい
嬉しい時は笑えばいい
楽しい時ははしゃげばいい
切なくなれば青空(そら)を見上げて
早朝(あさ)の風注ぐ街角
君を優しく包み込む
こんな詞です。
「時折、どうしようもない、哀しみや切なさに襲われる全ての皆さんが、自分の心に素直になれますように」との願いを込めて。