今日は、皆さんの質問に、1つお答えします。
一番多かった質問は。
■レーシングドライバーになるには?
簡単に書くと。お金。
■プロドライバーになるには?
お金。運。実力。
バブル景気だった頃は、チームに沢山のスポンサーがいて、
本当に速いドライバーに、ギャラを払って乗せてたんだけど、
今はこの不景気?業界の低迷?で、レーシングチームの運営さえ厳しいので、
ワークスドライバー(トヨタ、日産、ホンダ)、以外は、
一部を除いて、殆どのドライバーがお金を支払って、レースしてるのが現状です。
もちろん、ドライバー個人にスポンサーがいて、そのお金を持ち込む事もあります。
またプロドライバーと言っても色々な形があり、
オレの様にパーソナルスポンサーがいて、ギャラを頂いて、
レーシングカーに乗っている稀な、「一応プロ」もいます。
ただオレの場合は、裏方だから、安く使われています(笑)
もちろんオレも表舞台に立つ事も可能ですが、
それには、悲しい事に、沢山のお金が必要になります。
それは、モータースポーツの頂点、F1でも同じ事が言えます。
簡単な話、オレに20億あれば、F1に乗る事も可能です。
でも、オレは沢山のお金を持ち込んでレースをするよりも、
この業界でお金を貰って乗れる、プロの道を探し続け活動してきました。
簡単に説明してしまったので、誤解されかねませんが、
どのスポーツにも、スポンサーがいますよね?
スポーツは、スポンサーがあってこそ成立する職業なんです。
皆さんが、レーシングチームを運営する事を想像してみて下さい。
マシンを購入。スタッフを雇い、メカニックを雇い、全国のサーキットを遠征。
マシンメンテナンス、ガソリン代、遠征費、宿泊費、食費。まだまだあります。
お金が沢山必要になりますよね?
そこでお金が足りないとなると?
レースで走りたいドライバーいますよね?
ドライバーが、お金を持っていけば、運営資金の足しになり、
ドライバーは、レースシートを得られます。
ドライバーは、レースがしたい。
チームは、お金が欲しい。
成立する訳です。
速いのは当たり前の世界ですが、
本当に速さを見せ付ける事ができれば、
例外もあるので、そこに「夢」があるんです。
ちょっと長いけど、たまにはこういうのも良いよね?