コロナ対策などのため、2020年に日本が発行した国債はなんと83兆円。それでも円安にならないので、国債なんかいくら発行しても大丈夫、という人(主にMMT信奉者)がいますが、とんでもありません。

 

その原因は比較対照がドルだからです。

 

トランプ大統領の超々放漫財政(所得減税+財政支出拡大)とコロナ対策でアメリカで前年よりも増えた国債発行額はなんと4兆ドル。日本円にすれば412兆円。さすがに円高に触れるはずです。

一方で、フランス、ドイツなどは国債発行増が30〜40兆円にとどまっています。

 

 

だから、対ユーロでは日本は円安、アメリカはドル安。

 

 

つまり、通貨の面から見れば日本は負け組競争に勝っただけで、円の信用は失われているのです。

 

これを続ければ、いつかいつかと言いながら、来ないかと思えばやっぱり来てしまう巨大地震のように、いつかはわかりませんが通貨安の大波に襲われる日がいつかは必ず来るでしょう。

 

なお、この件については、1月26日(火)財務金融委員会で麻生財務大臣に対して質疑を行い、麻生大臣は、

 

「新型コロナ感染症対策のためとはいえ、多額の国債を発行することで、債券相場、為替、金利が大幅にブレることは危惧するところであること。きちんとした財政を運営していくという姿勢を崩せば極端な円安にもなりかねないため、国債の発行は注意深く行うべきであり、従来通り財政健全化を念頭におかねばならないと考えている」(概略)

 

と述べられました。

この質疑は衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリ(https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php 2021年1月26日 財務金融委員会委員会)でご覧いただくことができますので、お時間のあるときに是非ご覧ください。