◆消費者ニーズにマッチした農業とは
農業について色々と考えている内、一つの点を大きく見落としている事に気が付きました。
それは消費者ニーズが江戸時代とは大きく変化しているという点でした。
お店の売り場を見ても、明らかに商品の数に消費者ニーズが追いついていません。
主婦層は野菜や果物を買い、手作りのものを家族に食べさせたいという思いが強いです。
ところが現役世代の若い独身やDINKSは、調理をする事に煩わしさを感じています。
それでなくとも仕事で疲れているのに、家に帰ってまで調理なんてしたくない。
そういう人達が多いのですから消費が伸びるわけありません。
またレジで並ぶスーパーよりも、すぐに買えて気軽に食べられるコンビニの利用率が高いです。
これは何もわざわざ私が言うまでもなく、多くの方が感じている事だと思います。
しかし消費量が増えなければ、新たに農業を始めたいと思う人も簡単には出てこないでしょう。
この点については官民一体となって考えていく必要があると思っています。
こども食堂やフードバンクの話しを聞いても、野菜は十分に確保できる事が分かっています。
またフードバンクでは衛生上の観点から生鮮食料品を扱えないのが痛いですね。
これで野菜が扱えるようになると状況も少しは変わってくると思うのですが・・・。
例えば”食育”の観点からも、こども食堂の数を全市的に増やすとかの取り組みが必要かもしれません。
まぁ~これも予算の問題があるので、軽々に論じる事は難しいのですが^^;