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◆第2回新庁舎整備シンポジウムに出席をしてきました
2月4日(土)は第2回新庁舎整備シンポジウムに出席をしてきました。
開催された場所はポートプラザちば。
私は今週、都市建設委員会と新庁舎整備調査特別委員会を傍聴。
この2つの委員会は、今回のシンポジウムと関連性があります。
ですから見識を広める意味でも出席をさせていただきました。
シンポジウムの構成は第1部~第3部までの構成で計2時間。
第1部は「リレートーク」、第2部では「パネルディスカッション「、第3部で「まとめ」でした。
先に今回のシンポジウムの出席者をご紹介しておきます(※敬称略)。
第1部 リレートーク「新庁舎をつなぐ本庁舎(新庁舎整備の意義)」
第2部 パネルディスカッション「このエリアだからこそできること」
(通常時・非常時における周辺企業・団体等との連携)
パネリスト
- 大野 博敬 (日本赤十字社千葉県支部 事務局次長)
- 東郷 康二郞 (東京ガス(株)千葉支社 支社長)
- 長岡 芳久 (東京電力パワーグリッド(株)千葉総支社 副総支社長)
- 牧野 強 (千葉みなと地区自治会連合会)
- 松木 彰 ((株)NTTドコモ 千葉支店 支店長)
ファシリテーター
- 長谷川 隆三 ((株)フロントヤード 代表取締役)
改めて登壇メンバーを見てみると、錚々たるメンバーが名前を揃えていますね。
150人近くの聴衆を集めたのも納得できるメンバーです。
それではシンポジウムの「中身」に話しを移します。
第1部では要約すると以下の様な話しが出ました。
- 新庁舎をシティホールという位置づけで考える
- 陸地と海とが繋がることで財産になる
- 行政機関と病院は総合防災拠点として機能しなければならない
- 津波は予想の高さを超える事も十分に考えられる、防災対策が必要
- 千葉市役所の立地環境は特殊ではあるが良い立地
- 海とのコミュニケーション、海との関係を取り戻す
- 関連してフロントオフィスの1F・2F部分が重要
- 千葉モノレールは千葉市の文化と歴史そのもの
- 緑豊かな千葉市に相応しく、新庁舎の随所に自然を散りばめる
これが第1部で話された要点となります。
個人的に印象に残った隅先生の言葉があります。
海とのコミュニケーション、海との関係を取り戻す
これは素晴らしい言葉だと私は思いました。
先生がご指摘の様に、本市の都市計画において海との関係は重要なもの。
しかし残念ながら本市と海の関係は、段々とコミュニケーション不足に陥ってしまいました。
そして海との関係が”疎遠”になってしまったのです。
良い自然の恵みがあるにも関わらず、都市計画に生かし切れていない現実がありました。
これが今日の千葉市を取り巻く閉塞感に繋がっていると私も思うのです。
その上で新庁舎からもう一度海とのコミュニケーション、関係を取り戻す努力をしてみる。
海と緑に囲まれた自然都市千葉を目指していけば良いのではないでしょうか。
続いて第2部では要約すると以下の様な話しが出ました。
- 防災拠点として新庁舎に人やモノが集約される
- 新庁舎には司令塔機能が求められる
- 通常時にこそ周辺企業・団体等との関係を深めると共に強化しておく
- ガソリン・食料の補給施設としての役割も期待
- 交通の結節点としての役割を担うことで帰宅困難者を減らす
- 自助・共助ができるフリースペースを作ることで災害教育にも繋がる
- 災害時は中学生を戦力に
- 千葉モノレールに携帯基地局を作ることも一案として考えられる
パネリストからそれぞれの見地に立った多種多様な意見が出されました。
ここではキーワードとして「楽しく学び」、「楽しく連携する」という言葉が印象的でした。
もしもの時は咄嗟の事なので色々な事を考える余裕などありません。
しかし通常時に各所で学び、周辺企業・団体等と楽しく連携していけば対応が違ってきます。
その為にも普段からコミュニケーションを図っていく事が大切だという事が分かりました。
「行政」、「企業」、「団体」と分けるのではなく、オール千葉市として考える。
それがいざという時の助けになることが分かりました。
今回のシンポジウムは私自身も得たものが多かったです。
こうして考えてみると、やっぱり新庁舎は必要なんだなと思えます。
もちろん建設費の問題はありますよ。
日本共産党千葉市議団が指摘している事にも一理あります。
しかし長期的なビジョンで物事を考えた場合、やっぱり新庁舎は必要だなと思いました。
新庁舎整備を考える上で勉強になるシンポジウムです。
ご関心のある方は第3回目があれば是非出席してみてください。