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◆都市建設委員会と新庁舎整備調査特別委員会を傍聴してきました
私は月曜日~水曜日にかけて3日連続で千葉市議会の委員会を傍聴しています。
議員も含めて3日連続で出席をしたのは恐らく私だけでしょう(※余程暇なのか?というご意見もあります)。
しかし市民の一人として、これらの委員会を傍聴する事は大切な事だと感じています。
市や議員の視点も参考になりますが、市民の考えというのも意外に参考となるもの。
ですから私が傍聴をし、他の市民にご報告をするという事も重要なのです。
この3日間を通じて共通して感じたことが一つあります。
それは熊谷市政も岐路に立たされているなという事。
熊谷 俊人 市長の三期目は、過去8年に比べて一番大変な一年になると予言しておきます。
ちなみにこれは余談ですが、5月28日に投開票が行われる千葉市長選挙。
2月1日現在、立候補を表明されているのは現職の熊谷氏のみ。
日本共産党千葉市議団は候補者擁立を明言していますが、具体名は出てきていません。
しかし具体名が出ようが出まいが結果は変わらないでしょう。
同市議団には申し訳ないのですが、どう逆立ちをしても熊谷氏の三選は固いです。
色んなシチュエーションを考えましたが、熊谷氏の三選以外は考えられませんでした。
では盤石な体制のはずの熊谷市政が、何故に岐路に立たされているのか。
答えはこちら。
決断しなければいけない市政の課題が山積しているから
大きいものは「京葉線の新駅設置」・「千葉モノレールの経営問題」・「新庁舎の建て替え」等。
これらを三期目で解決していかなければなりません。
特に財源の問題は、熊谷市政で多少なりとも財政健全化が進んだと言えどもまだ道半ば。
依然として本市には財政状況の悪さが暗い影を落としています。
その上で様々な市政の課題と市長は向き合っていかなければならないのです。
正直言ってどれも一筋縄ではいかない大変な問題。
必ず財政面でモメるとこれまた予言しておきます。
市議会議員は表立って絶対に書けない事ですが、一市民の私なら書けることがあります。
それは・・・。
千葉モノレールの廃止も視野にいれるということ
昨日の都市建設委員会でも、千葉モノレールの廃止話はチラッと話題に出ました。
しかし熊谷執行部としてはそれだけは避けたいところでしょうね。
何せ懸垂式モノレールとしては世界最長というギネス世界記録に認定されているのです。
その輝かしい記録を持つモノレール事業からの撤退は、市のイメージ低下に直結します。
同時に明るい話題に乏しい本市に追い打ちをかけかねない決断になりかねません。
それを熊谷市長が決断するとは現段階では思えません。
思えませんが、今後12年間で市がモノレール事業に注ぎ込む予定額は197億円との試算です。
年単位で試算すると、約16億4,000万円がモノレール事業に注ぎ込まれるという事に。
これを市民がどの様に判断するのかは正直言って分かりかねます。
モノレールの恩恵をほとんど受けていない花見川区・緑区・美浜区の各区民は、
仮にモノレールが廃止になったとしても生活環境が大きく変わる事はないでしょうから。
だから存続をするにしても、廃止するにしても重い決断をしなければならないのです。
もう一つ千葉モノレールとリンクする問題なのが新庁舎の建て替え問題。
本日の新庁舎整備調査特別委員会でも多種多様の意見が各委員より出されました。
その中で一つ明確だったのは、日本共産党千葉市議団としては建て替えに慎重だという事。
同市議団としては早急の建て替えよりも、耐震・補修工事で現在の建物を長持ちさせたいという意見。
これも一つの意見としてアリだと私は考えます。
また同市議団は建て替えに伴う財源や、各区役所よりも来庁者が少ない市役所機能を問題視。
確かに財源の問題は常につきまとい、また市役所への来庁者が少ない事も問題ですね。
具体的な数字としては、一週間の平均(※平日5日間)来庁者数が3,624人。
一日平均で換算すると約720人。
そのうち建設局と都市局への来庁者が全体の6割という事ですから約400人になりますよね。
しかもその400人の中には純粋な市民だけでなく、市と取引のある業者も含まれているはず。
なので一般市民の来庁者数は更に低い数字である事が想像できます。
更に来庁方法を調べたところ、車での来庁が全体の約7割。
一方、モノレールを利用しての来庁は全体の約1.6割(※16%)に留まっています。
これもはっきり言って問題だと私は思いますね。
実際に私の周辺でも聞いてみたところ、こういう意見が多数でした。
「市役所に用事がない」「市役所がどこにあるのかさえも分からない」
これが千葉市役所の現実。
またモノレール利用者の少なさも深刻な問題です。
ただここまで書いておいてなんですが、私は市役所に関しては建て替え容認派。
主な容認理由としては、千葉市役所の老朽化は深刻だということです。
現在の場所に市役所が移転してきたのは、昭和45年2月ですから今年で47年目。
見方によってはまだまだ使えるという意見もあるでしょう。
ですが市役所の内部を見てみると、トイレや地下にある食堂の老朽化は顕著です。
本市には市役所よりも立派で綺麗な施設が他に結構あります。
上の写真は「千葉市 緑保健福祉センター」ですが、はっきり言って凄く綺麗です。
実際に建物の中に入ったこともありますが、建物の内部も近代的且つ衛生的ですよ。
他にも各区役所や主要公園の事務所等は市役所よりも立派。
これじゃあ「わざわざ市役所に行く人もいないよな」と半ば納得させられます。
また大規模地震が発生した際、防災拠点としての役割を果たせるのかも少し疑問です。
市が想定する建設費は約298億円と試算されています。
これだって本市の財政状況からしてみれば大きな金額。
やはり市民への丁寧な説明が求められる問題だと思います。
縷々長々と書いてしまいましたが、市長選挙まで約4ヶ月。
低投票率が予想されていますが、書かせてもらった問題は何れも重要な選挙戦の争点。
市民が無関心だと、その代償を払わされるのは他ならぬ市民です。
千葉市民の皆様におかれましては、是非この問題について少し考えてみてください。