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◆加曽利貝塚を見学してきました
天気の良い日が続いているので、家にいるのが勿体なく感じます。
外に出ると寒いですが、それでも陽射しを浴びるのは体に良いですね。
体を動かすのも健康維持の観点から見ても欠かせません。
そんな私ですが、千葉市若葉区桜木にあります加曽利貝塚を見学してきました。
ちなみに千葉市民の皆様で加曽利貝塚に行ったことがあるという方はいらっしゃいますか?
なぜそんなことを聞くのかと言えば、どれくらいの人が利用しているのか知りたいから。
若葉区民（※桜木周辺）の散歩コースとしては環境も良く、最適のコースだと思うのです。
また教育的な観点から見ても、子供達に日本最大級の貝塚を見学してもらうのは良いこと。
縄文時代から現代までの長い歴史の中で、人々はどの様な生活を送ってきたのか。
そういう事を考える上でも、加曽利貝塚が担っている役割は大きいです。
がっ･･･
「観光施設」としての加曽利貝塚を見ると、残念ながら課題は山積状態。
お世辞にも「成功している」とは言えないと思います。
まず課題の一つとして、加曽利貝塚までの利便性が良くないというのがあります。
交通手段としては千葉モノレールか、京成バスを利用しなければなりません。
千葉駅から利用できますが、桜木町駅や桜木町バス亭から入口まで約15分かかります。
わざわざ千葉モノレールや京成バスを利用してまで加曽利貝塚を訪れるのか･･･。
現実的にはそういう方は少ないと思われます。
加曽利貝塚に行こう!!というご家族は、どうしたって自家用車の利用が増えるでしょうね。
また国指定特別史跡にしよう
という意気込みの割りにはPR不足は否めません。加曽利貝塚単独のホームページも無ければ、SNS等も特にやっている形跡もなし。
PR大使の「かそりーぬ」だって認知度がどれくらいあるのか不透明です。
全国的に見ても、もう少し行政をあげて熱心にPRしているところはあります。
これは千葉市全体の観光産業に言える事なのですが、本市はPRがあまり上手くありません。
熊谷 俊人 市長は、SNSを上手く利用して積極的なPRをされています。
それは私自身も日々の熊谷市長のツイート等を見ているので十分に理解しています。
しかし市長だけが頑張ってPRするだけでは不十分。
もっと内外にPRしていく為にも、情報の拡散が求められます。
そういう連携があまり上手にできていないという印象を私自身はもっています。
おそらく現状のままでは国指定特別史跡への指定は難しいでしょう。
また観光名所としての加曽利貝塚も、正直言って魅力不足だと感じます。
これだと一度訪れればもう十分かなとなってしまう可能性が高いです。
せっかく良いポテンシャルをもっているのに、何だか少し勿体ない感じがしました。
新しい名所を生み出すには費用がかかります。
また残念ながら財政状況の苦しい本市には、その様な財政的な余裕もありません。
ではどうするべきか。
やはり既存の資源を上手に活かしていくしかないと思っています。
加曽利貝塚もその一つです。
行政･市議･市民が一体となって考えていく必要がありますね。
〒264-0028 千葉市若葉区桜木8-33-1 ℡:043-231-0129