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◆富士見市長選挙(埼玉県)
富士見市長選挙は31日に投開票が行われ、新人の星野 光弘氏が初当選を果たしました。
有権者数は89,898人。
投票者数は32,435人。
投票率は36.08%でした。
以下は今回の選挙の立候補者の顔ぶれです。
左から得票数,得票率,年齢,性別,現新,名前になっています。
23,902 59 男 新 星野 光弘 (ほしの みつひろ) 当選
07,960 64 女 新 瀬戸口 幸子 (せとぐち さちこ)
■新人同士の一騎打ちを自由民主党推薦の星野氏が制す
星野 信吾(ほしの しんご)市長の勇退に伴い選挙戦となった今回の富士見市長選挙。
東京都知事選挙と同日の投開票だった為、関心も注目度も残念ながら今ひとつでした。
そんな中でも確実に堅実に票数を稼いだのが星野光氏でした。
星野光氏は星野市長と「姻戚関係」にあります。
元々は会社役員で、後に富士見市議会議員と埼玉県議会議員を歴任。
今回の星野市長の『勇退』を受け、地元の富士見市長選挙に出馬し見事当選を果たします。
■公約のほとんどを実現してきた前市長の市政の継承は自然の流れ
当選を果たした星野光氏は自由民主党の推薦を受けています。
党の組織力を活かし、自民党の地元議員や関口 昌一参院議員も応援に駆けつけました。
選挙戦では「前市長の市政の継承」と「積極的な財政政策」を公約に掲げます。
星野市長は2期8年の任期の中で主に以下の項目を達成されています。
- 市債の95億円削減
- 手厚い子ども支援政策による保育施設の職場改善
- 大型商業施設誘致による地域経済活性化の実現
- 下位に低迷していた住みやすさランキングを上位へと押し上げることに成功
どれ一つとっても立派な「実績」です。
元々2期8年で辞めることを決めていたそうですから尚のこと業績が光ります。
とくに個人的には2期8年でスパッと辞める心意気に感銘を受けました。
3期以上を務める首長も多い中、2期で後継に託すという選択肢は立派です。
逆に2期8年で辞めると決めていたからこそ集中して市政に打ち込めたのかもしれません。
この星野市長の行動力と実行力は、他の首長さんも見習うべき点があるのでは?
■新市長に更なる税収の確保と豊かな子ども教育の実現を期待
星野光氏は公約の中で更なる税収確保の為の企業誘致を掲げていました。
やはり安定した財源を確保する為には企業誘致は欠かせません。
まずは1期4年の任期の中でどれだけの企業を誘致できるのかが問われます。
また前市政で劇的な改善が図られた子育て支援政策。
「人口増」に結びつけていく為には子育て世代への政策も重要になってきます。
最後に日本共産党の支援を受けて落選した瀬戸口氏についても一言。
同党の訴えは富士見市に限らずどの地方自治体の選挙でも大体一緒です。
富士見市の様に前市政でこれといった落ち度が無かった場合。
そういった場合でも同党の候補者の主義主張は一貫しています。
それが日本共産党という政党なのですが、しかしそれでは無党派層には浸透しきれません。
おそらく7,960票の大半は同党の党員票だと思われます。
■無党派層に公約が浸透しなければ当選できない選挙戦へ
東京都知事選挙でも分かったように、これからの選挙は無党派層の票が大切です。
無党派層に自身の公約が浸透しなければ当選できないでしょう。
ですから選挙戦の方針を党中央委員会が転換しない限り、
どの地方自治体の選挙においても日本共産党が推薦する候補者は苦戦しますね。