◆港区長選挙(東京都)
東京都の港区長選挙は12日投開票が行われました。
結果、現職の武井 雅昭氏が四選。
有権者数は186,137人。
投票者数は45,133人。
投票率は24.25%でした。
以下は今回の選挙の立候補者の顔ぶれです。
左から得票数,得票率,年齢,性別,現新,名前になっています。
33803 74.90 63 男 現 武井 雅昭 (たけい まさあき) 当選
07406 16.41 62 男 新 千葉 一成 (ちば かずなり)
02785 06.20 64 男 新 梅原 義彦 (うめはら よしひこ)
■2016年の低投票率を更新
ほぼ無風状態で、選挙戦自体について書くのはちょっと難しいですね。
それくらい現職と新人2人の間には歴然とした差がありました。
投票率を見てみると、4月17日の目黒区長選挙の26.02%を更新する24.25%。
2016年の低投票率を更新してしまいました・・・。
これでも前回選挙時よりも2.13%の上昇を見せているんですよね。
「港区」という地域柄、区長選に関心を示さない人が多くても仕方ありませんか。
■目黒区長選挙と共通した支持基盤
目黒区長選挙もそうでしたが、港区長選挙の構図も自民・民進・公明・社民vs共産でした。
参院選も近づいてきましたが、本当にこれで”野党共闘”なんてできるんですかね?
一貫しているのは日本共産党くらいで、他の野党は地域によってバラバラ。
もちろん国政選挙と特別区の選挙を同一視することはできません。
しかし選挙戦を毎週見ていると、本当に参院選で野党共闘ができるのか今でも疑問です。
ただ単に安倍政権を打倒する為の”野合”にしか見えないのは私だけでしょうか。
これで現職にしっかりとした支持基盤があったら、新人候補はどう考えたって厳しいです。
なので低投票率になってしまうのは致し方ない面も実際にはあります。
■待機児童問題にどう取り組むかが武井区長の課題
当面の武井区長の政策課題としては待機児童問題でしょうね。
これは喫緊の課題。
港区という地域柄を考えると、保育施設や幼稚園はいくつあっても良いでしょう。
数字では表れにくい「潜在待機児童」の早期解消にも取り組まなければいけません。
武井区長に一票を投じた人の中には、この点に期待を寄せている人もいるはずです。
■都心で『大型開発優先』をどんなに訴えても・・・
日本共産党の主張が一貫しているのは、良し悪しは別にして良いことだと思います。
しかし都心で「大型開発優先の現区政を変える」と主張されてもね・・・。
という印象を受けます。
日本共産党のぶれない政治姿勢は良いでしょう。
でも第三者が見ると、どうしても柔軟性に欠けているように見えるんです。
だから毎回のように同じような訴えをしては負けている印象を受けます。
これも日本共産党らしいと言えば日本共産党らしいんですけどね。
■「学校屋上の菜園化を」は良いですね
最後に東京中央食育事業組合代表理事の梅原氏のこの主張は良いですね。
「学校屋上の菜園化を」
屋上緑化を進めるなら、菜園化について考えてみるのも一考ではないでしょうか。
菜園化については、実現可能なのかどうか武井区長にも考えていただきたいですね。
以上、港区長選挙についてでした。