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◆穴川神社(稲毛区)
千葉市稲毛区穴川町に鎮座している穴川神社を参拝してきました。
御祭神は八衢比古神(やちまたひこのかみ)、堀田相模守(ほったさがみのかみ)。
旧社格は村社。
まずは御祭神の説明から。
八衢比古神は八衢比売神(やちまたひめのかみ)とセット。
集落や道の要所にすわり、共にに邪神・悪霊の侵入を防いでくれます。
伊奘諾尊(いざなぎのみこと)が檍原(あわきがはら)で禊(みそぎ)をした時に生まれた、
道俣神(ちまたのかみ)は、この両神をさしているとも言われています。
参照元:コトバンク
堀田相模守は江戸時代の大名。
正俊公系は下総佐倉藩主を歴代で計6人が勤められました。
「穴川神社」という呼称は比較的新しく、1942(昭和17)年。
石尊神社と道祖神社が合祀されて穴川神社となりました。
本来は道祖神社の方が従来の鎮座。
1784(天明4)年に村人達によって創建されたと言われ、千葉三道祖神の一社とも伝えられています。
石尊神社は1826(文政9)年の創建。
現在の本殿は1891(明治24)年に改築されたものとか。
合祀されるようになったのは、1942(昭和17)年に旧日本軍の収容地となった為。
そういう経緯から道祖神社の境内内へと遷されたとのこと。
参照元:神社のひろば 神社探検隊!
神社の創建年代から察するに、御祭神である「堀田相模守」とは正亮(まさすけ)公ではないでしょうか。
正亮公は江戸時代中期の大名で、老中の首座まで出世されました。
元は出羽山形藩の三代藩主でしたが、1746(延亨3)年に下総佐倉藩へ転封。
以後は幕末まで下総佐倉藩主でした。
この正亮公が善政を敷いたので、村人達が正亮公への感謝の意を込めて神社を創建。
御祭神としてお祀りすることとなったと考えるのが私は自然のような気がします。
穴川神社が鎮座しているのは稲毛区役所の入口。
ですから場所も良いですし、交通量の多い場所でもあります。
また「文教地区」でもあり、市内でも人気の高いエリアの一つとしても知られています。
氣も良いので御参拝をオススメいたします。
〒263-0024 千葉市稲毛区穴川町3-6