【寺院探訪】浄土宗求法山 善勝寺(花見川区) | 嶽正義 チバを盛り上げる!
先週末は気温も低く、真冬に戻ったかのような陽気でしたね。
しかし3月中旬まで頑張った冬将軍も、さすがに今日あたりでお終いでしょうか。
明日あたりからは天気も回復し、だいぶ春らしくなるようです。
体調を崩されている方が大変多いです。
皆様カゼを引かぬようご自愛ください。

◆浄土宗求法山 善勝寺(花見川区)


寒風吹き荒れる中ではありますが、浄土宗求法山善勝寺(ぜんしょうじ)に参拝してきました。
善勝寺は千葉市花見川区にあります。
創建は安土桃山時代の1592年(文禄元年)で、求法山随流院と号します。



検見川町は千葉街道の宿場町として古くから栄えた町。
現在もその名残は残っていて、この辺りを散策すれば昔ながらの風情を感じとれます。
それもそのはずで、善勝寺には1889年(明治22年)当時、村役場が設置されていました。
2年後の1891年(明治24年)には町制施行で検見川村から検見川町に。
3年後の1894年(明治27年)に検見川91番地に町役場を移転しました。
この様に少なくとも100年以上前から検見川は「千葉郡」の中心地だったのです。



転機が訪れたのは1899年(明治32年)でしょうか。
総武鉄道(現JR総武本線)の幕張-千葉間が延伸開業。
延伸開業に伴い、稲毛駅が開業しました。
そこから徐々にですが、稲毛の方が栄えてくるようになります。


決定的になったのは1981年(昭和56年)。
稲毛駅が総武快速線の「快速停車駅」となります。
これで検見川町と稲毛町の発展が逆転。
今では稲毛駅周辺の方が本市の重点エリアとなっています。



それでも検見川町の歴史は立派なものです。
古くは縄文時代より人間が定住し始めたと言い伝えられています。
ということは2000年以上前から、検見川町では人が生活を営んでいたんですね。
今残っている古い家々は、先祖代々から受け継がれてきた「歴史」。
この事実だけでも実に素晴らしいことじゃありませんか!

その歴史を感じる意味でも、善勝寺に参拝するのはとても意味のあることだと思います。
商店街のお店ひとつとってみても、本当に味のある良いお店が粒ぞろい。
歴史が好きな方であればきっと気に入ることでしょう。
それが何ものにも代え難い、検見川町の良さなのです。


〒262-0023 千葉市花見川区検見川町1-496-1