【神社探訪】白幡神社(中央区) | 嶽正義 チバを盛り上げる!

◆白幡神社(中央区)

歴史の古さでは負けていないのが白幡神社(しらはたじんじゃ)です。
白幡神社は千葉市中央区にある神社で、別名を白旗神社ともいいます。
国道357線に「ポートアリーナ前交差点」があります。
その交差点を本千葉駅方面に向かうと、一つ目の信号で「白幡神社前」があります。
バスでも「白幡神社前」というバス亭があるのでアクセスは良好。


鎌倉幕府が成立する直前の1180年(治承4年)に源頼朝公が、
稲荷神社のたつ丘上に源氏の象徴である白旗(白幡)を立て、
その一旗を神前に捧げて源氏の興隆を祈願したのが最初と言い伝えられています。



立て看板にも白幡神社の由緒が書いてあります。



正一位結城稲荷大明神。
稲倉魂命をお祀りしている古い歴史を有する杜です。



●稲倉魂命とは

須佐之男命(すさなおのみこと)と大山津見神(おおやまつみ)の娘・神大市比売命
(かむおおいちひめ)との間の御子として大年神(おおとしがみ)とともに生れた稲の神。



白幡神社の阿形(あぎょう)。



白幡神社の吽形(うんぎょう)。




白幡神社の本堂。

捕捉すると正一位結城稲荷大明神は「疾病封じの神」でもあります。
江戸時代中期は麻疹や疱瘡が大流行していました。
その難病根絶の為に建てられたのが正一位結城稲荷大明神と言われています。

ちなみに麻疹や疱瘡が大流行したシーンは、テレビドラマでも放送されていました。
NHK大河ドラマ『八代将軍吉宗』の第17回「綱吉の薨去」がちょうどそのシーンです。
江戸幕府五代将軍、徳川綱吉公の死因は
成人麻疹というのが有力。
この様に江戸時代中期の麻疹や疱瘡は、死に至る病として大変恐れられていました。
白幡神社では「白幡疱瘡神」としてお祀りされています。

人間にとって大切な健康を祈願するのにも、白幡神社は御利益があります。
ご自身で気をつけられるのは勿論ですが、お参りをすることも時には大切ですね。


千葉市中央区新宿1-19-4