朝から水分と電解質の補給を多めにしたことでいくらか体調が持ち直してきた。太もものハリも幾分か軽くなった気がする。

でも膝は致命的に痛いけど‪w

U7山中湖きららに到着(12:48)


体が少し楽になってきたので気持ちも軽くなった。


胃腸は絶好調なので豚汁、塩おにぎり、バナナ、チーズおかきを頂いた。

UTMFは山中湖きららからと言われるほどこの先からは鬼畜ゾーンが待っている。山伏山~石割山~杓子山がとにかくキツイらしい。

大会前日、ホテルのお風呂で一緒になったフランス人ランナーさん(あとから知ったのですかエルワンさんという凄い有名な方でした)からもここが勝負どころだよとアドバイスを貰っていた。

次のU8二十曲までは13km。この区間はこれまでないほど厳しいものになるだろう。引き締めて挑む。


山火事の後のような何もかも燃え尽きた異様な山から登る。直登でキツいが登りだけはまだ何とかなる。

中服くらいでKAIのトップ選手がやってきた。この傾斜を走って登っていく…すげぇな。

5分くらいすると2位の選手くれいじーかろ君がものすごいスピードでやってきた。KAIのトップ争い激しそうやね。


高低図には出ないアップダウンが連続する。

登りは割といけるので抜けるんだけど下りになるとよちよち歩きなのでガバガバ抜かれる。じりじりの順位を下げていく。

左ひざをずっと庇っていたら右ひざまで痛くなってきた。もう次から次へと…。仕方なく痛み止めを飲んでやり過ごす。

誰かと喋って気を紛らわせたいが孤立する時間が増えてきた。2000人以上もコース上に居るはずなのになぜぼっちなん?寂しい…。

定期的にKAIの選手がやってくるので後ろを気にしていたら次は小柄で派手な選手がやってきた。女子トップの吉住さんでした。


これがスカイ世界女王の登りか…。頑張れズーミン!と声を掛けたらニコッとして通り過ぎて行った。いやん、素敵!

ここの登りはキツいとは聞いていたけどほんときつかった。ロープを使って登るところばっかり。


この石割山のアップダウンはしつこくてほんと滅入った。イラついて何度も舌打ちしてしまった。何もかもうんざりして精神的にもかなりやばくなっていた。

全然楽しめてない。楽しむ勇気はどこへいったんだよ…。

U8二十曲に到着(17:04)


目の前にらんらん日記のなっちゃんが居てびっくりした。さすがUTMF…有名人ゴロゴロおるな。

これまでの事を考えて長居すると足が動かなくなるから、ここはやる事やってさっさと出発する事にした。

この次は最終エイドのU9富士吉田。ようやく終わりが見えてきた。

約12kmの区間だけどUTMFのラスボス杓子山が控えている。高低図を見ると崖に近い傾斜だ…。思わずこんなフレーズを口ずさむ。


これ絶対きついやつ〜これ絶対きついやつ〜

あほか。


ついにラスボスがやってきた。


あのそびえ立つ山がそうかな?

覚悟を決めて登り始める。日が沈み二日目のナイトセクションが始まる。


全体的に傾斜はキツく、両手を使わないと登れない岩場がところどころにやってくる。ただ個人的な感覚だけどこの山好きかもしれない。

いや、好きというか普段登ってる地元の山と似てるからかもしれない。ラスボスと構えていたけど疲れてなければ普通に登りたい山だった。


遠くに花火が見えた。よそ見をしてたら滑落しそうなった。あぶねぇ集中しろ!


そして杓子山山頂に到着。

ラスボスを攻略してなんともいえない達成感があった。ここから見る夜景がすごく綺麗で少し見入ってしまった。

天空の鐘をそっと鳴らして下山開始。ここから一気に標高1000mを下る。

膝がもつかな…( ̄▽ ̄;)

つづく。


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