深夜勤の怖い出来事ー1 | 元看護師長の頭の中

元看護師長の頭の中

看護師生活40年を辞めてからのこれから

ふと思い出した

昔の話です

 

大学病院で3交代していた時

夜勤は2人きりでやっていて

 

 

夜間の巡視は基本2時間毎に

症状によっては

15分毎

30分毎

決められていて

 

寝てるか

ちゃんと生きてるか

指示通りの点滴が落ちてるか

酸素の流量合ってるか

人工呼吸器の設定合ってるか

いろんな事を

 

いちいち確認して回ります

 

 

何時頃だったのか?

私はカウンターで書類を整理していて

後輩は処置台で点滴作ってた

 

ふと廊下を見たら

白衣姿の男の人が

洗面所の方に曲がって

 

後輩も見たのか

 

「先輩、誰か行きませんでした?」っと来て

 

私はもちろん見たけど

 

それを認めてしまうと怖くて

一人で巡視に行けなくなるので

 

 

「知らん」と答えた

 

 

でも本当は

はっきり見たし

その白衣の人が洗面所を曲がるには

病棟の入り口は一つしかないから

私の前を通らないと行けない

 

 

誰?

 

怖いやん

なかったことにして

 

 

その後私は、一人で50人の病室を巡視し

洗面所もお風呂もトイレも全て

いつも通り確認し

 

白衣の人はどこにもおらず

 

誰にも会わなかった

 

 

 

30年くらい前の事だけど

後輩とのやり取りや

白衣の後ろ姿、はっきり覚えてて

 

あの時、なかった事にしたけど

 

なんやったん?

 

ホントはもっと怖い事もあったけど

怖すぎて

書けない

でも、いつか書くかも

 

 

いつ書くかは知らん

 

 

 

 

 

 

 

私が毎日使っている手帳です。

ブルーが好き