今回はチョット昔話をしようと思います。


私が二十数年前に通っていた短大での出来事です。


この短大にはパソコンを使った授業があり、


教室の中は勿論、廊下にもパソコンが設置されていました。


そしてそのパソコンは学生なら誰でも自由に使えるものでした。


勿論、ネットも使えました。


でも、ある時突然ネットが使えなくなってしまったんです。


その理由は、当時の学生の一人(Aさん)が短大のパソコンを使ってネットにアクセスし、外部の方に対して大変失礼な事を言った為でした。


相手の方が短大に、


学生の一人とネットでやり取りをした際、不愉快な思いをした事


この事に対して学校としてどのような対応を取るのか教えて欲しいという事


場合によっては法的手段も辞さない


といった事を手紙に書いて送ってきたそうです。


(Aさんは自分がここの短大の学生だということを名乗っていたそうです)


短大が取った措置は、当面学生が使うほぼ全てのパソコンでネットの使用ができないようにし、Aさんを探し出し処分を下すというものでした。


初めて、ネットという物は便利な反面、使いようによっては怖いものなのだと思った出来事でした。


ここ数日のブログの騒動で、気持ちがモヤモヤしていました。


批判をするにしても、もう少し言いようがあるのに…


御贔屓への批判も、もっともと思う部分もありましたが、本人でなくても少し不愉快な表現もありました。


顔が見えれば、例え言葉が悪くても冗談を言ってるんだなとか、馬鹿にしてる訳じゃないんだなとかわかると思うけど…


ネットは相手の顔が見えません。


顔が見えない相手からの言葉は、発信した人が思う以上に威力があると思います。


だからこそ、顔が見えなくても相手に対する気遣いを忘れてはいけないと思います。