鳥形山に初めて行ったときの記録です。初めて出会う風景の感動は、忘れてはいけないなと、
改めて感じます。
この種が立ち上がって、魚の尻尾のように見えるのが名前の所以です。
蝋細工のように透明感のある茎の先に、愛らしい花と種をつけます。足元をよ~く見て歩かないと踏みつけてしまいそうな小さい植物。
ミツバコンロンソウ。鳥形山で初対面でした^^この時は結構あったんですが、近年(と言ってもほんの3年くらいなんですよ~)減少
の一途をたどっているみたいです。
ミヤマカタバミ。本当に可憐な花です。
白い花が続きますが、シコクスミレ。少しねじれたような花びらです。運がよければこんな群生に出会えます。
サバノオと一緒にコガネネコノメの群生もありました。小さいバラの花がお行儀よく収まったような感じです。
フタバアオイ。コロンとした可愛い花を下向きに咲かせます。
白い清楚な花をつけるミヤマエンレイソウ。根を長寿の薬にしたらしい。
なので漢字では「延齢草」と書きます。大きいマントをつけたような姿です。
林床に小さいながらブルーの明るい色が目立つ、フデリンドウ。
こんな森林を散策していきます。
土の中からニョキっと出ているヤマウツボ。葉緑素を持たない植物で、独特の姿が目を引きます。
ツクバネソウ。
こちらは、ヨコグラツクバネです。花の下の柄がほとんどないのが特徴です。
ナベワリ。一度見たいと思っていたこの花に出会ったのが、鳥形山でした。舐めると舌が割れるくらい痛い事から「舐め割り」が転じて「ナベワリ」となったらしいです。
こちらはシコクナベワリになるかと思います。
とにかく不思議で魅力的な植物です。
牧野博士が最初に発見して、日本人として初の新種報告をしたという、記念すべき植物です。
そして日本を象徴する意味で「ヤマト」と命名されています。
着物の房飾りのような、風に揺れる雄蕊がなんとも儚げです。
本当に小さくて、どなたも仰ってますが、最初はハコベかと思う位です。でも、この雄蕊が集団で風に揺れる姿は、一度見たら忘れる事はできません。
日本各地で絶滅が危惧されている貴重な山野草です。
向こうに見えるのがもともとの鳥形山です。石灰を採る為にそこにあった植物を移して、森林公園になっています。
今回アップした植物が一日で見られるとは限りません。
でも足を運ぶ価値はあると思います。





























