皿が嶺の夏の山野草を見に行って来ました!

いつもの畑野川ルートで向かいます。

連絡道で出会ったキカラスウリの群生。

花が終わった後でしょうか?不思議な形の物体。

寄り道はここだけにして、上林トンネルを抜けます!皿が嶺で、今日は3人の、あるお方に会いたいと、思っています。

トンネルを抜けると、道路脇にはすでに、たくさんのギンバイソウたちが迎えてくれます!

風穴までの連絡道脇には、アジサイがまだ元気に咲いてます。

ハガクレツリフネもひっそりとお出迎え^^。咲き始めのようですね。

風穴入口。朝8時過ぎなので、空気が気持ちいいです~。

この近くの岩の隙間から冷気が流れ込んで、温度差でこの様な景色が見られます。この中に咲いているのが

ヒマラヤの青いケシ。

真夏でもひんやりします~。

さて!

朝日の中の登山開始です!

ギンバイソウに囲まれながら歩きます。

マイナスイオンいっぱいですね!

ハガクレツリフネが時折顔を見せます。

ギンバイソウと一緒に、ヤブレガサ(?)

も蕾を上げて来ています。

今日会いたかった一人目の方はこちら。

バイケイソウさんです!終盤を迎えてますが、なんとか間に合いました^^。

エビネランを大きくしたような葉を持ち、それとは対照的な、紙細工の様な繊細な花を咲かせます。

岩場にはイワタバコが開花を待っています。

この時期は、ギンバイソウの小道ですね!

 

そして、

見つけました!

会いたかった二人目は、タマガワホトトギスです!

7月上旬から咲き始めたという情報があったので、間に合わないかな?と思っていました。

岩がごつごつした所を登っての撮影でした!

谷間を埋め尽くすギンバイソウ。

ふと足元に目を落とすと、涼し気なブルーのオウギカズラが咲いていました^^。

ヤマアジサイがまだ残ってます。

両側がギンバイソウ!

ウツギの仲間でしょうか?

この階段を上ると、中継点です!

椅子が設置されていて、皆さんよくここで

休憩されています。

谷風が吹きあがってきて、とても気持ちがいい場所です。

 

ギンバイソウの小道がクマザサの林に変わります。

木立の間には青空。

ここを右に取ると皿が嶺山頂に行けます。

竜神平に到着!!

ここで3人目のあの方に会えるかな?

さっそく湿原に入ってみましょう!

青空と緑の中にハンカイソウの黄色が点在します。中国の武将、樊噲の雄姿に譬えられた名前です。大きな葉を従えて、真っ直ぐに茎を立て、拳の様な蕾から美しい黄色い花を咲かせます。

高原の夏の代表者ですね!

コバノギボウシがあちこちに。

絶滅危惧種らしいです。

タチカモメヅルに初対面です!花付きがとてもいいですね!

そして、ん~終わったかな~?と、ちょっと心配しつつ歩いていると・・・

会えました!!水チドリです!今日の3人目のお方です~。

ちょっと見にくいですが、ミミカキグサが点在していました。

大空に向かって咲くハンカイソウ。

ちょうど一緒に来られた方が、「もう少し早かったらキレイだった」と言われてましたが、十分キレイです!

ハンカイソウをバックに咲いてます。

少ないかな?と思っていたら、

こんな集団に出会えました!

しばし、水チドリに見とれてしまっていました^^。

ちょうどいい時間なので、こちらでお昼をします。

帰りはもと来た道を引き返します。

 

みなさんが目印にする、ブナの大木。

シコクブシやレイジンソウなどが、既に準備をしています。

ムラサキシキブでしょうか。可愛らしい花をつけていました。

今日は、頑張って来た甲斐がありました!

一つ、御一緒して頂いた方から、瓶ヶ森のノビネチドリがごっそり盗掘されて消滅した、という信じられない話を聞きました。本当なら、とても悪質でとても残念です。

みんながそこに咲くのを楽しみにしているのに・・・。

皿が嶺にも「山野草は手で採らずに、カメラで撮りましょう」という看板があります。

 

その手で抜き取った一本が絶滅に繋がります。

やはり野に置け蓮華草、です。

 

2023,7.18