尊敬する小松 易さんのお言葉です。


なるほどなぁ。

人生を前向きに上向きにしていくための適切なタイミングでの適切な「質問」って大事だなぁと思う。


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◆今日の断捨離
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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

今年のお正月早々に、腰を痛めてしまい
評判のいい整体院に
かかることになったのですが
施術前に、先生にこれまでの生活習慣などを
丁寧にヒアリングしてもらいました。

そこで浮かび上がったのは、
腰痛の原因の1つは
「睡眠不足」にあるということ。

いつもつい夜ふかししがちで
これまで妻に何度も指摘を受けてきましたが
腰痛になったことでようやく
「睡眠不足がいかに体に
 ダメージを与えるか」
を心から理解できました。

それからはしっかり睡眠時間を
確保するようにしていて
とても調子がいいです。

人というのは、自分が
心から納得できたことでないと
なかなか行動に移せないのだなと
身をもって感じる出来事でした。

企業の研修やコンサルの場でも
上司から言われて仕方なく
片づけに取り組んでいる社員を
よく見かけます。

やらないよりはマシですが、
本来ならしっかりと自分で納得してから
片づけに取り組んだほうが
長続きするのは明白ですよね。

以前、ある会社から
講演会を依頼されたときの
エピソードをご紹介します。

担当の方に、講演前にぜひ
事務所を見てほしいと依頼されていました。

通常はあまりしないのですが、
熱いオファーにこたえて、
その会社の支社に伺うことになりました。

「どれだけ片づいていないのか」
とある種の「期待」を持って行くと、
驚いたのは、今外出中だという
十数人の社員の机の上には何一つ
モノがないという状況でした。

その支社の責任者に
片づけの秘訣を尋ねると、
「迷ったら捨てる。」
と即座に答えが返ってきました。

私の眼には、見事に片づける意識が
社員に徹底された会社に映り、
帰り道に、

「2ヶ月後の講演でいったい
 何を話したらよいだろうか」

と、こんな想いが頭をよぎりました。

数日後、講演の打ち合わせがあり、
見学の感想、そして先ほどの私の気持ちを
正直に伝えると、担当者の口から

「じつは、うまくいっている反面、
 一部には『やらされ感』で半ば嫌々
 片づけている社員もいるんですよ」

と意外な言葉が出てきました。

片づけに限らず、組織やチームでの
取り組みの天敵は「やらされ感」です。

やらされ感を放っておくと、
近い将来、必ず活動の停滞を
招く足かせとなります。

ですから幹部社員にとっては
いかにして社員の「やらされ感」を
察知し、マネージメントできるか?
がポイントとなるのです。

改善コンサルタントの東澤文二さんは
職場の改善活動について、
このように言っています。

「改善活動が自分のためだと実感、
 納得させるには、会社にとっての
 改善ばかりではなく、社員にとって
 メリットのある改善が必要である」

「自分にとってのメリット」

これがベースにあることが必要です。

リーダーはつい、
「片づけは、業務の無駄な時間を
 削減するのに役に立つからやりましょう」
と無意識に部下にメリットを
押しつけてしまいます。

その前にやるべきなのは、
社員が「自分事」として取り組めるように
促すことです。

「自分にとってのメリット」
を考えるツールは、
ズバリ「質問」です。

たとえば、
質問:
あなたが書類を片づけることで
自分自身にどんなメリットがありますか?

ある人は、
「最近習い事を始めたので、
 片づけで探し物が減って、
 仕事がスムーズに進んで
 平日でも早く帰れたら、
 正直うれしいメリットです」

また別の人は、
「長年やりたくても実行できなかった
 『プロジェクト』に着手できる時間が
 片づけでとれたら、
 それは何よりのメリットです」

ただ、「考えよう」ではなく、
「質問」によって、
考えるきっかけを与えること。

その質問によって
人は自分の力で気づけた時に
本当のやる気が出てくるのです。

人は「自力で」その良さを見つけた時、
しっかり「ハマる」可能性が生まれる。

質問:
片づけることで、
自分自身にどんなメリットが
もたらされるだろうか?

ぜひこの質問から始めてみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

▼YouTubeチャンネルに
 動画をアップしました。

私が考える、
職場の片づけの“究極”の目的は、
効率化だけではなく、
「コミュニケーションが活性化」すること。

「『かたづけ』を通じて 
 はたらく人と企業の未来を共創する」

ぜひご覧いただければうれしい限りです。

動画の視聴はこちら

◆かたづけを通して
 人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/