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◆今日の断捨離
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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

かたづけ士として長年の間、
片づけが得意な人も苦手な人も
たくさん見てきました。

みなさんは、片づけができる人と
できない人の「違い」って、
何だと思いますか?

多くの人は
そこには何か大きな差が
存在していると思うかもしれません。

しかし、クライアントさんをはじめ、
日常的に多くの方を観察して分かったのは、
「違い」とは些細で、
ちょっとしたことなのだということです。

たとえば、
会議で資料を受けとった瞬間の判断。
片づけができる人はすでにその書類の
「行き先」を決めています。

デスクに戻ったら、
どこにファイルするのか?

それ以前に「ファイルする資料」、
「電子化する資料」そして、
「内容を確認したら処分する資料」など
分別作業を瞬時に行っているのです。

時間にすればほんの数秒。
ちょっとした意識、そして行動の差。

ある方にその理由を聞けば、
「後でやるより、それが一番楽だから」。

元サッカー日本代表監督の
岡田武史さんも、
「勝負の神様は細部に宿る」
と言っています。

いうまでもなく、岡田さんは、
サッカー日本代表の監督として、
1997年には史上初のW杯出場、
2010年には海外開催のW杯で
初のベスト16に導いた人です。

これは、その岡田さんがある番組に
出演したときの言葉です。

「勝負を分けるのは、戦術論やシステム論も
 大事だけれど、8割くらいは小さいこと」

その「小さいこと」というのは、
まさに「ちょっとした違い」。

監督が、「ここからここまでダッシュ」
と言ったら、1メートル手前でなく、
まさに「ここまで」。

たった1メートルとはいえ
「手前で力を抜く」が当たり前になれば、
大事な試合でも
全力を出し切ることは難しい。

そのちょっとした積み重ねの差で、
W杯に行けなくなるかもしれない。
いかにしてそんな意識を
選手に持たせられるのか?


片づけも同様。

小さいことの積み重ねで
目の前の風景が変わるのです。

1日たった1つ、仕事で判断を先送りすれば、
少なくともそれに伴う資料や紙が
1年間で365枚デスクに溢れます。

出勤日数20日でも、
年間で240枚(20日×12か月)。

ちょっとしたことに
「勝負の分かれ目」を感じ、
バカにせず繰り返し行動し続けられるか。

それが片づけ、
そして仕事ができる人とできない人の
「大きな違い」に繋がるのです。

「靴を必ずそろえる」

「鍵を必ず所定の位置に戻す」

など、まずはたった1つの
小さなことからでいいので
意識して動いてみましょう。

いつもあなたを応援しています!

小松易


◆かたづけを通して
 人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/