愛知祝祭管弦楽団の「ジークフリート」公演から2日経ちました照れ


6月下旬から「フィガロの結婚」「トゥーランドット 」「蝶々夫人」「ジークフリート」と続きましたが、やはり難易度ではジークフリートが最上級ゲッソリだったようで、普段は胃の不調など一切無い私が、今日になっても胃もたれ(?)というか食欲がなく...ショボーン     ジークフリートで集中し過ぎてしまったんでしょうね。腑抜けで、ジークフリートロス状態です。今日は暴風警報で大学が休みになったので私にとっては良かったのですが、被害が出ない事を祈りながら家でゴロゴロします。

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先ずは会場にお越しくださった皆さま、長時間お聴きいただき有難うございましたニコニコ     感謝申し上げます!!     愛知祝祭管弦楽団のホームグラウンドである愛知県芸術劇場コンサートホールが改装中のため、歌舞伎などが行われる御園座での公演でした。長時間のオペラだったため、休憩時間には御園座のお弁当やお菓子などをお楽しみいただいた方も多かったようで何よりでした。それにしても御園座、どこもかしこも真っ赤でしたね爆笑

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さて話を戻し、ジークフリートでのブリュンヒルデは3幕3場の最後30分しか登場しません。少ないからと少々気楽に考えていたのが大きな間違い。ワーグナーがジークフリートを書いては途中で中断するなど、この楽劇制作には大変な時間をかけています。特に3幕は1〜2幕を書き終えたのち12年も経ってからの作曲のため、かなり作風が異なっていると言われたりしています。ブリュンヒルデには、神であったがゆえに「何でも知っている」→ありとあらゆる技法を駆使した音楽を与えるといった音楽語法(wikiより引用)を用いられており、それはそれは苦労しました。音域は広いし、音の跳躍も多い。しかし、それを支えて下さったのがマエストロの三澤先生、愛知祝祭管弦楽団さん、キャストの皆さま、スタッフの皆さまです。沢山の「愛」を感じながら安心して歌うことができました。反省点はさておき、今は達成感の中に浸っております。本当に本当にありがとうございました🙇🏻🙇🏻🙇🏻


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演奏に関しては、マエストロの三澤先生が演奏者をしっかり見て下さっていらっしゃいました。オケに的確な指示、歌手に対してもその歌手の良さを引き出す音楽を作って下さいました。そんなマエストロに全員が導かれていき、音楽がまとまったと思います。オケの皆さんは昨年より一段とお上手になっておられましたびっくり     皆さんのモチベーションが高く、個人練習・パート練習・レッスンなど個々に頑張っていらっしゃったことを聞き納得です!!     そんな皆さんを拝見し、改めて「プロフェッショナル」「アマチュア」の定義を調べちゃいましたてへぺろ     まぁ色々と言われていますが、愛知祝祭管弦楽団さんには大変良い意味でのアマチュアリズムをひしひしと感じるので、「プロのようなアマ」ということで(笑)←結論は出ずアセアセ

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そしてこの公演はコンサート形式です。コンサート形式という枠の中で工夫を凝らされた佐藤美晴さんの素晴らしい演出が大変効果的だったと思います。あの御園座をどのように使うのかご苦労されたことと思いますし、美晴さんから毎回感じるのは歌手への大変暖かい配慮ですおねがい     そしてジークフリートが炎炎を乗り越えていく場面では真っ赤な紙吹雪がこれでもかというくらい大量に降りましたびっくり


打ち上げで美晴さんが「プロのオケでは絶対許してもらえない」と言っておられましたが、このようなことが出来てしまうところも愛知祝祭さんならではですピンクハートラブラブ

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私事ですが、イタリアより帰国して13年半が経ちました。その間、大学の専任教員になり時間的な制約で演奏活動を控え、子宮筋腫の手術を2回、貧血で演奏中に舞台上で倒れる等々、多くの方々に多大なご迷惑をかけながらも、演奏活動・仕事・体調とにらめっこしながら過ごして参りました。しかしそのような経験があったからこそ、今の自分があると思っています。今後も自分の出来る範囲で演奏活動に励んでいく所存でおりますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます🙇🏻🙇🏻🙇🏻

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来年はリング最終章「神々の黄昏」です。ブリュンヒルデの歌唱部分はかなりの量になります。今から準備をしていかないと体力的に間に合わない気がするので、早めに取り掛かろうと思っております。

来年はこちらですウインク

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愛知祝祭管弦楽団
ワーグナープロジェクト名古屋「RING」
ワーグナー:序夜と3日間のための舞台祝典劇「ニーベルングの指環」
第3夜 楽劇「神々の黄昏」序幕と全3幕
2019年08月18日(日)
愛知県芸術劇場コンサートホール

公演時間6時間と恐ろしい長さですが、ご予定を空けていただけますと幸いです。

そして愛知祝祭管弦楽団さんは、どうやら再来年以降も驚きの企画を企んでいるようです爆笑     今後も目が離せないですよウインクハートラブラブ

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「追伸」
私がこの記事をアップした後、知人から連絡をいただきました。御園座での公演に関して関係者は音響に大変不安を感じておりました。知人は1幕終了後、別の空いている席に移動したそうで、2幕からは大変満足して観劇して下さったそうです。ありがとうございます。響きなどの関係で、お越しいただきました皆さまにワーグナーの良さがどれだけ伝わったか分かりません。しかしながら、その小屋を如何に引き立てるかということも舞台に立つ者の仕事であると思っています。もし今回ワーグナーの魅力を充分にお聴きいただけなかったことがあったとしても、来年は芸文に戻りますのでご期待に応えられるよう頑張ります😉

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余談ですが、ジークフリート公演を終え帰宅すると、愛猫のみぃちゃがお疲れ様と労ってくれるかのように、半でんぐり返しで祝ってくれました!!     愛おし過ぎますラブ