住宅ローンを組む時に一番多いのは、ご主人の単独名義です。ご主人1人の年収でローン審査を受けて、融資可能額を借入れるものです。

その際、必ず団信(団体信用生命保険)に加入する事になります。これは融資をする金融機関が、借主にもしもの事があった時の為に掛ける担保です。なので、通院歴、病歴等があると加入出来ない場合があります。最近では高血圧、糖尿病等の生活習慣病の方も多いので要注意です。

団信とは、ご主人にもしもの事があった時に、残された家族が露頭に迷わない様に、その時点で残りのローンがなくなり、支払義務が消滅するありがたい制度です。

気をつけていただきたいのは、夫婦共有名義の場合です。共働きで2人の収入を合算してローンを組む場合です。例えば、旦那2000万、奥さん2000万、合計4000万円を借り入れた場合、登記の持分は2分の1ずつとなります。ダブルエンジンで頑張ってより多くの融資を受けられるわけですが、この場合、ご主人にもしもの事があってもローンはチャラとはなりません!奥さんの持分もある為、その分のローンは残り、返済して行く必要があります。よく考えてローンを組んで下さい。

また、最近多いのは離婚案件です。旦那の単独名義でも、夫婦の共有財産とみなされ、売却後半々に分ける事が出来ます。しかし、下手に共有名義になっていると、泥沼化の予感が‥‥

不動産を処分するにも顔を合わせたくないので、お互いに弁護士を立てるなんてケースも!

悲しいけど、築浅の優良物件があれば、おそらく半分以上は離婚案件です。これが現実です。