
電解コンの交換は済んでいましたが、何かと忙しく電源を入れていませんでした。
週末の夜、家人が寝静まるのを待って電源を投入してみました。
自作のGRメーターは何とか調整範囲に収まりました。メーターを切り替えて各真空管の電流と初段のヒーター電圧を監視出来る仕掛けですが、こちらは目盛りに合いません。各段の2本の真空管が極端にバラついてないかどうか見るくらいが限度です。
回路図はありませんが各部の電圧は異常と思われるものはなくホッとしたと同時に、信号経路のオイルコン全てに異常を認めなかったのには驚かされました。オイルコンの製造は1959年となっています。
ソースを入れてみるとコンプレッションの度にプツッとノイズが乗る上、リリースタイムが計算から求められるよりもずいぶん速いのは何だろうと首を傾げました。バリμ管の6BD6を偶然叩いたらノイズが出たので交換したところ、正常に機能しました。バリμ管がヘタった場合の症状を知る事が出来ました。

NECの放送局用アンプは今まで何種類か触って来ましたが、どれもこの20極コネクタが付いていました。何という名称のコネクタなのかも不明でこの機械には偶然ソケットが付属していましたが、無かったらどうにもならない代物です。

この機械は製造番号が第2号とあります。何台製造されたか分かりませんが、56年間スクラップを免れて来たのは僅かな台数に違いありません。納入先の手掛かりとなるような記述はどこにもありませんが、現役時代はどんなソースを処理していたのか想像するだけでワクワクします。