河川周りは全然だめ。
ここから出張続きで釣りに行ってません。。。
細かいところまで記事チェックされている方は気づいていたかと思いますが、実は1ヶ月ぐらい前からニューロッドを使っています。
TENRYU SWAT SW83LML Tidal Walker

元々私は、村岡さんの影響を受けたのと、ホームとしているポイントが小規模港湾の船周りや運河のストラクチャー撃ちがメインだったので、ショートロッド1本でした。
昔はシーバス向けのショートロッドが無かったので、バス用の6.6ft
その後、Zephyr PZS-76 Bayshooterがメインになりました。
このロッドは非常に気に入っており、感度、アキュラシー共に最高で、私の右手の延長になっています。
また、バットも強いので大抵の魚が抜き上げ可能であり、しばらくタモを持たずに釣行していました。
ところが、ブログをはじめるようになり、釣友も増え、今までやったことのない釣り方をしたり、あまり行かないようなポイントに行くようになって、タックルが増えました。
神戸方面の足場の高い所での釣りのためロングロッドが必要になり、エクスセンス S-906M AR-Cを導入
これは泉氏の影響ではなく 笑
トランクに入る唯一の3本継だったからという理由でのセレクト。
しかしやはり神戸での鉄板やブレードにはぴったりでした。
その後、バチ抜け期の吸い込みバイト用にソリッドのCasval CVS-80Sも導入
惜しくも廃盤になりましたが、まさにバチ抜け最強ロッドの一つと思います。
また、ボート用に6ft台のロッドも用意しました。
気がつけば短い間にどんどんロッドが増えて
6.5ft 6.6ft 7.6ft 8.0ft 9.6ftというラインナップ
しかし、普通最初に勧められる8.3-8.6ftがラインナップに入っていないという 笑
ソリッドはバチ抜け期以外は使いづらいので、実質7.6と9.6の使い分けでした。
これでも当分困っていなかったのですが、ゼファでたまに起こる弾きバラシが気になるのと、元ホームポイントの港が立ち入り禁止、運河も工事の影響で魚が激減した影響で、今年から河川と中規模港湾がホームポイントになったので、メインロッドを8ft台に変更する事を決心し、たっぷり時間をかけて検討してきました。
条件は
・広い範囲の重量を投げられる事
・弾きバラシを起こさない柔らかいティップ、できれば鬼掛け系
・それでも感度は高い方が良い
・軽くてバランスが良く持ち重りがしない
・デザインが良い
そんなのあんのか? どれもあちらを立てればこちらが立たずなのでは?
色々調べて最終的に残った候補が以下の3つ
1. APIA Foojin AD Neon Knight 85LX
2. AIMS Black Arrow 86ML Quay Side Ultimate
3. TENRYU SWAT SW83LML Tidal Walker
この3本は手に取ってじっくり比較
キーサイドは思ったよりしゃっきりしていて、ゼファとかぶる。また、少し持ち重りするのとグリップデザインが古くさいので脱落
ティップの吸い込みはネオンナイトが一番良さそう、デザインが気に入らないが、いい感じ。
SWATはしなやかな感じと軽いのとデザインが良いのが気に入ったが、ティップの入りがどうなんだろう?弾きは少ないだろうが、吸い込みに対応できるのか?
しかし、手に打ち付けるように振ってみたところ、ネオンナイトはしばらくティップが上下に振れていたのに対し、SWATは激しく下まで曲がり、戻ってきたところでピシっとストップ!
これが決め手になりました。
で、購入後実際に使ってみると、これがすごく良い!
設計者の思いが伝わってきます。
「そうそう、そうなんだよ!」ってにやにやしてしまいました。
まず軽い
さらに軽いだけでなく、重心位置が良いので持ち重りしないしアクションも入れやすい
6.6ftぐらいのロッドを持っている感じです。
柔らかいティップなのでブレを心配しましたが、全くぶれる事なく正確なキャストができます。
重い鉄板でもしっかり重量がロッドに乗り、ビヨーンって感じでぶっとんでいきます。
細身のロッドなので見た感じは心配になりますが、フルキャストしても負けませんでした。
何本か釣りましたが、ティップはしっかり入った上でベリーが良く粘り、弾きません。
バット部分は高弾性かつ強いので大物でもしっかり対応
55センチの抜き上げもOKでした。
こういうしなやか粘り系なので感度が犠牲になるかと思いきや、
金属製のワインディングチェックが指先に触れるという絶妙なフォアグリップデザイン

リールシート部分だけ感度を重視してコルクを採用など、ブランクの弾性を落としたことによる感度低下を補っています。
全体として非常に高次元でバランスを取っているロッドです。
ともすれば「全てが中途半端」になってしまうところを、究極のバーサタイルにしています。
あまり宣伝もしていない?みたいですが、良い発見、良い買い物ができました。
私は最後にたどり着きましたが、これからはじめる人の最初の一本に大変おすすめできます!