○9/28 20:30-22:30
<最強P>
ほぼ日課です 笑
結論から言うとシリテンバイブでセイゴ1匹のみ。
昨日まではアルカリで釣った。
バリッドなど固いルアーでは釣れなくなった。
相当プレッシャーが高いのだろう。
途中ジョギング中のMr.DAIさんに応援いただくが、渋い渋い。
完全に小悪魔の誘惑にどっぷり浸かってしまったようだ。
とにかく、見えシーバスがすごい
ぱっとみて100匹以上見えたりする。
80センチ級も見えたりする。
しかし、それを直接見てしまった者はみな地獄にはまることになる。
色々な意味で最強ポイントなのである。
別府ではないが、地獄巡りツアーの始まりだ。
戦いは駐車した時から始まる。
○我れ先地獄
まず、そもそも釣れる場所は基本的に3カ所のみ。誰かが入っていたらアウトである。
タックルの用意も全部あとまわしにして、とにかく釣り座の確保に走らなければならない。
○石地獄
しかし、歩きづらい石畳が行く手を阻む。
運良くベスポジを確保できたとしても、戦いは続く。
まず、足場が不安定である。ずっと立っていると足の裏が痛くなってくる。
○水地獄
また、撃ちたい角度の場所は満潮時には水没している。
マニアックな変態は長靴やウェーダーで突入する。
しかし油断はできない。
思いのほかすべるのでこけそうになる。
また、早く入りたいからといって長靴ぎりぎりの水深で浸かっていると・・・船が前を通り、波が押し寄せてきて長靴浸水の巻!
そう、キャストするまでに既にこれだけの戦いがある。
いざキャスト!
○コッパミジン地獄
ここから戦いは本格的になってくる。
撃ち込むべき場所はコンクリートに挟まれたわずかな隙間の奥
しかも、コンクリートの際に落とさなければならない。
当然、ぶつける。
バリッドのお尻はもげて超絶ウォブリングルアーに変身してしまう。
スライトエッジは一発でさば折り状態
ジグヘッドの針は曲がり、シリテンバイブは骨が曲がり、ヨレヨレは見事に三枚におろして骨だけ帰ってくる。
ぶつからないように安全に手前に投げていては釣れない。
○ルアコレ地獄
では、勢い良くぶつからないようにフライで投げると、今度は風でラインがあおられ、西宮市が設置したルアーホイホイに引っかかる。
この地獄は最強の地獄であったが、近年地元の戦士カツミ氏により発明された魔法の杖による攻略法が編み出され、以後この地獄に挑む勇者たちの標準装備アイテムとなった。
しかし、風を計算してルアコレを避けたとしても、今度は上の障害物に引っかかる。
結局ライナーで投げてサミングで落とすしか無いのである。しかしサミングのタイミングが一歩でも遅れるとコッパミジン地獄に再び落ちることになる。
これまでのところで実に多くの挑戦者たちが脱落している。
それでもなんとか残った勇者が桃源郷にまでルアーを送り届けることができたとする。
しかしここからが持久戦
○ショートバイト地獄
文字通り乗らないショートバイトの嵐、正確に言うとバイトもしていない。
なにも起こらなかったらあきらめもつくが、明確にアタリが出る、それなのに乗らないというストレス
ここからが手を替え品を替えの持久戦だ。
しかし油断するとすぐにルアコレ地獄にはまるので気が抜けない。
また、石地獄のことも忘れると突然こけそうになる。
また、時折
○通行人地獄 もちょっかいを出してくる。
前にも書いたが、釣りが好きそうな地元のじいさんは要注意だ。
ここまできてまだHPが残っているのは相当な勇者だ。
で、奇跡的に魚を掛けたとする。
しかし、地獄は続く
○ショックリーダー地獄
掛かった魚は流れに乗ってぐんぐん奥に入って行く。
そして、ラインがコンクリートにこすりつけられる。
いとも簡単にラインブレイク。。。
かといって、30ポンドとかにすると、明るい場所なので見切られる。
リーダーの太さと長さは悩みどころ
それでもストラクチャーから引きずり出し、ランディングしたとする。しかしまだ油断できない
○スキマ地獄
セイゴだからといって安易に抜き上げてはならない。
もし足元に落とすと、石の隙間に落ちて行ってしまう。
次の満潮まで脱出できないシーバスを待つのは死である。
ここまで全部頭の中に入れて行動している人は相当通っている人である。
で、見事に釣り上げたシーバスを平らな場所に持って行って写真撮影
ちょっと待った! まだ地獄がある
○にゃんこ地獄
のんびり写真なんか取ってると、野良猫に持って行かれる!!
・・・・
こんな地獄なんですが、見えシーバスの桃源郷を見ると、たどり着きたいと思ってしまうのです。
究極の小悪魔、それが最強P