今日はもともと入っていた予定をキャンセルして、劇場の聖地(!?)ニューヨークのオフブロードウェイの舞台のコールバックオーディション(2次審査)に行ってきました。

 

書類選考からの一回目のオーディションが約一週間半前。

 

2分でオーディション終了、「Pretty good, Thank you.」

 

...........えっ、おしまい?という完全に落ちたと思って台本を部屋の隅にほかっていたのに、翌日にまさかのコールバックがかかるという奇跡。

 

前回は台本を見ながらセリフを読んでいましたが、今回は一週間以上準備する時間があったのでもっと台本を読みこんで勉強し、A,B,Cと3種類のサイズ(オーディションで読むセリフ)も全て覚えて臨みました。

 

特に長ゼリフはいっぱい勉強して!

 

そして遂にオーディション!

 

舞台のショーケースを上演することも多いスタジオがオーディション会場で、演出家を始めプロデューサー、翻訳家、キャスティングディレクターなど7、8人の関係者がいました。

 

一次選考で選ばれた俳優たち、また二次から呼ばれた俳優もいたようですが、今回はキャスティングの人たちだけではなく演出家もオーディションに参加している為、フィードバックや演出が付きながらの一人一人の時間が長いオーディションでした。

 

それに一人ずつ分けてのオーディションではなく、同じ時間にスケジュールされて来ていた他の役の人と一緒にシーンをする稽古形式。

 

会場には簡易のセットとして舞台側に椅子が2つセットされていて、その空間を使って行われました。

 

”最初に掛け合いのシーンをやって、後で長ゼリフの2つの方をやるんだな。そっちの2つの方が勉強してるから後で見てもらって印象良く出来る様に頑張らないと!”

 

と心の中で思っていました。

 

相手をやってくれた女優さんは実は僕の出番前に僕のシーンの相手役ではない別の役でのオーディションが終わっている方で、残って相手役を読んでくれるということでした。

 

そして、最初のシーン(シーンA)を演出家の指導の元に数回やりました。

 

最初にやったら演出家に「良い感じなんだけど体が固まってるから、もっと動いていいよ」という指摘を受けたのですが、自分の中で動くシーンじゃないということを勝手に決めつけてしまっていてことから、その後動いてみたのですが自分の動きに意味がないのを自覚し「何やってんだ自分!?」という、不器用さ本領発揮。

 

舞台の為ではなく、オーディションの為の準備をしていた事を思い知らされました。反省...。

 

まぁまぁ、次々!と思っていたら、もう一度相手の女優さんのオーディションのシーンをやると演出家が言い、僕は長ゼリフを聞く芝居。

自分のオーディションサイズではなかったし勉強しているシーンではなかったので、とりあえず言われた事をやってみる。

「僕たち笑うかもしれないけど、気にしないで」と言われてから、

「彼女のセリフが進むに連れて落胆していく感じで」という動きと演出がついて、

 

「まさや、ここで頷いて」

 

「大きな溜め息吐いて」

 

言われるままにやってみるが、実は「笑う?何が面白いんだろう....」なんてことを考えてしまって、相手のセリフを飛び飛びでしか聞けず、意味不明な自分になっていた気がします。

 

そのあとに

「彼(役)が落胆した感じ、しっくりくるでしょ?」と演出家に言われ「はい、落胆ですよね...」と応える。

 

 

僕の言ったのは「自分に」落胆していると言う意味ですけど!

 

 

そして今度は相手の女優さんが、その役を実際に受ける別の人に変わり自分もそのままやることに。

まだ長ゼリフやってないしな!

 

次の女優さんと一緒にまたシーンAをやったのですが、今度はこれまた自分のサイズにはない続きのシーンまでやることに。そしてそこには僕のサイズには無い別の長ゼリフ

 

全くの初見だったら、英語だし読めなかったであろうと思います。しかし前日、相手役のオーディションを受ける別の友人とそのセリフも何度か練習していたのです!

 

覚えてはないけど、読める!

演出家に動きを付けられたけど、そこまでの余裕は全くなく、再び不器用の本領発揮しながら(多分ロボット歩きになっていたと思う...)、やりきりました。

 

そして演出家が一言。

 

「Thank you. Both of you.」

 

 

......

 

 

.......え?

 

 

.....OWARI??

 

 

本気で一瞬理解できなくて、止まって演出家をじっと見ました。

 

あ、長ゼリフのやつやらないんだ....。

 

 

長ーく感じる二秒ほど思考停止し、ようやく理解。

 

「um... Thank you...」

 

荷物をまとめてスタジオを出ました。

 

また"Thank you"だけで終わってしまった。

 

 

 

部屋を出たすぐそこにある待ち合いには出番を待つ俳優達。

 

そこには僕の友人で20歳の天才日系アメリカン俳優と芝居も英語も僕より遥かに上手いニューヨークの先輩俳優の二人が。

 

うわー。

 

その先輩俳優さんを見た瞬間思ったのは、「この役にピッタリじゃん!(あくまでも僕の中で)」

 

 

何だか前回より落ち込んで会場を出たわけです。

 

 

 

落ち込むくらい頑張ったってことだ!また次がある!きっと!

 

 

 

とりあえず、最終オーディションのコールバックが来るとしたら明日なので、もし奇跡的に来たら又頑張ります。

 

 

 

まさや