東京タワー、最初はバカでかく見えるが、時間が経ち見慣れると思いのほか小さくみえる。
そうは言っても333メートルもあるんだけど。
なぜかあんなでかいタワーを支える4本の足の土台は意外と小さい。そんだけ建設技術が高度化してると言うことなんだろう。
先日、友達を後ろに乗っけて近場の映画館まで急いでいたら案の定、警視庁の連中に捕獲された。
警報が鳴り始めた踏み切りに入ってしまった俺が明らかに悪いのだが、しょっちゅう閉まる踏み切りだし、ここらに住んでる奴らなら急ぎの時はみんなそうする場所だ。
ただ俺がその時たまたま運がなく、頑固な警官に見られた。
家賃も携帯代も電気代も滞納しててただでさえ全財産が14漱石なのに、9漱石もぼったくられた。減点は2ポイント。
苦学生にでも連中は容赦しない。せめて学割にしてくれよ警視庁。
おまけに2分遅れて見始めた映画『knowing』はスーパー駄作だったし、1400円がパー。
そのままそいつとうまい飯屋を探してるうちに六本木、東京タワー、恵比寿を流し上流階級の街を見学。
俺のケツに乗り、ホワイトカラーが住む町並みをずっと見ていた友達は、今の自分と金持ちの暮らしっぷりの差を目の当たりにしてなぜか今更ショックを受けていたようだった。
友達「こういう暮らしをしているやつらが羨ましいというか、まるで別世界を見せられたようだ…」
俺「なんだよ今更、お前は金が欲しくて映画監督になるわけじゃないだろ?」
友達「そうなんだけどよ、そうだけど、これ見てたらやっぱ金だなーって」
・・・。
スーパーカーと高層ビルや高層億ションだらけのオブジェのような街を歩く会社帰りの男やOLのはじける笑顔が彼らの生活の豊かさを象徴していたし、「仕事も恋もうまくいってます」、みたいなドラマの1シーンのような世界がまさに六本木や銀座にはある。
よく、頭のいい奴や金持ちだって必ずしも幸せとは限らないって言うけど、それが負け犬のいうことだと痛いほど分かる。
お金がないときだからこそ奴らの暮らしが一層輪を掛けて羨ましく見えた。
結局は目白で普通のラーメン屋へ。
不完全燃焼な1日でほんとやれやれだった。
しかしまだ俺らは大学生、勝ち組か負け組みなのか決めるにはまだ時期焦燥。
こんな都市の暮らしを見るだけでもこんなにも格差があるのは悔しい。
警察といい金持ちといい、一体誰がこんな世の中にしたんだか…
小泉純一郎だろうか、はたまた大正デモクラシーが始まりなのか…
俺はやがてブルジョワになるのかプロレタリアなのか…
なんだか度を越えた悩みになってきた、こんな御託を並べてても意味ないから寝るか。


