丸亀市議会の議会改革 | 刈谷市議会議員上田昌哉「いつもこころに太陽を」https://www.facebook.com/masaya1970

丸亀市議会の議会改革
10月29日 火曜日 清風クラブ 上田昌哉

 全国的に議会改革が言われているが果たして議会改革は進んでいるのだろうか?今回は丸亀市議会改革を学んで来た。どこもかしこも議会改革で「議会基本条例」を作るという流れが出来ているが、実際「議会基本条例」が制定されたとしても機能しているのだろうか?

丸亀市議会はいち早く平成22年に「議会改革特別委員会」を設置している。ここを中心に「議会基本条例」を平成24年に制定している。(刈谷市議会より3年早い)刈谷市議会の基本条例と大きく違うのは丸亀市議会には「市民に対する議会報告会」があるが、刈谷市議会にはないという部分である。我が清風クラブは「議会の市政報告会」の開催を要望しているが、賛同して頂けない会派がいて実現出来ていない。残念なことだ。そもそも議会基本条例には「開かれた議会」と記載があるのだから、やはり「議会報告会」はするべきだ。
丸亀市議会で興味深いところは、「各種審議会への議員枠廃止」という所だ。例えば刈谷市で土地開発公社(※)という組織があり、ここの理事に一部議員から選出されるが、ここで決議された議案がまた、議会で決議されるという二重の無駄が行われている。こういう部分の改善も議会開会であろう。丸亀市議会でも行われている「議会報告会」だが最近の流れは「高校生」という若い世代を巻き込む流れにある。当初は大人が「議会報告会」に参加しはじめは参加者も多いが徐々に、その数が減ってくるのはどこも同じらしい。そこで若い世代を巻き込んで活性化を目指しているこれはいい挑戦だ。刈谷市議会は、それ以前の問題だ、議会改革が進んでいないからだ。ここに抜本的な問題があるのだが、そして、最近、議会のタブレット導入が多くの議会で進んでいる。近隣では安城市議会がそうだ。タブレット導入もいいかもしれないが、まず刈谷市議会は、市民と対話する場を多く作ることが必要だ。因みに、今回は書いている視察レポートは会派のものだが刈谷市議会は、この会派レポートは公開されていない。これを公開するよう清風クラブを意見を申し上げている。

※土地開発公社
刈谷市土地開発公社は、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、公共用地、公用地などの取得・管理・処分などをすることにより、刈谷市の秩序ある整備と市民福祉の増進に寄与することを目的として設立されました。
業務
刈谷市の依頼により、道路や公園、その他の公共施設整備のために必要な土地の取得、造成その他の管理および処分を行うこと。
・住宅用地及び工業用地等の造成事業を行うこと。