昨日(15日)は「世界は今日から君のもの」の初日でした。三カ所で計四回の舞台挨拶がありました。例によって舞台挨拶の内容は記事でご覧ください。ここでは裏側のことを少し書いてみたいと思います。
 最初の舞台挨拶は渋谷シネパレスです。まず控え室で集合。僕はマキタスポーツさんとYOUさんとは撮影以来の再会でした。お二人とも忙しい中、駆けつけてくれました。
 控え室に門脇麦さん、三浦貴大さん、比留川游さんも加わり、本番まで歓談タイム。撮影のときはそんなにゆっくり話す時間もなかったし、こうしてみんなで話すのは初めてのことでした。
 やがて時間が来て、舞台挨拶へ。一回目の上映が終わってからと、二回目の上映が始まる前の二回続けて舞台挨拶を行いました。こういうとき困るのは回ごとに同じ質問には同じ答え方をするかどうかです。お客さんが違うので別に同じでも差し支えはないのですが、何となくそれでは申し訳ないような気がしてしまいます。司会の方もそのへんは心得ていて、微妙に質問を変えてくれて、それなりに違う話が出来ました。予想通りマキタスポーツさんが笑いを取ってくれて、楽しい舞台挨拶になったと思います。ちなみにマスコミの人が入ったのは最初の回だけで、あとの三回はお客さんだけでした。ですので記事になっているのは最初の回のことです。


 ここでの挨拶が終わると、マキタスポーツさんとYOUさん、比留川游さんはそれぞれのお仕事に戻られました。そして門脇さん、三浦くん、僕、その他関係者でマイクロバスに乗って次の会場に向かいます。こういうとき、すぐに僕は遠足気分になりますが、門脇さんや三浦くんはロケでの移動に慣れているので特に新鮮味はないのでしょう。
 次の舞台挨拶の場所は横浜のシネマ・ジャック&ベティ。今では少なくなった単館系の伝統のある劇場です。
 劇場に入る前に、支配人さんのお勧めの店でみんなで食事しました。撮影のときはロケ弁をバラバラに食べるので、門脇さんや三浦くんとテーブルを囲んで食事するのは結構新鮮です。
 その後、劇場に入って舞台挨拶。シネパレスのときと違って三人だけなので、割とフリートーク的にざっくばらんに話せました。たぶん常連のお客さんが多い劇場だと思うのですが、舞台挨拶もアットホームな雰囲気の中で行うことが出来ました。
 

 そこから再びバスに乗って移動。ユナイテッド・シネマアクアシティお台場に向かいます。ここは7月5日に完成披露上映会を開催したところです。そのときにも書きましたが、ここは控え室が広いのが特徴。今回はマスコミの人がいないのでガランとしていました。そう言えばこないだはここがたくさんの人でごった返していたなあと、もうすでに少し懐かしいような感じがしました。
 この頃になると、一回目の舞台挨拶の記事がネットに出て来ます。休憩時間にはそれを検索してリツイートしたりしていました。
 そして最後の舞台挨拶。四回目ともなると慣れてくるし、前と違うことを言いたくなってくるので、けっこうそれまでは喋っていなかったことも話しました。
 そして再びバスに乗って、渋谷で解散しました。こうしてほぼ一日がかりの舞台挨拶が終わりました。


 この日、多くの人に「初日、おめでとうございます」と言われました。「そうか、これってめでたいことなんだ」と改めて思いました。テレビの世界では連ドラの一回目を放送したからといって「おめでとうございます」と言うのは聞いた記憶はありません(視聴率がよかったら言います)。
 この映画の最初の企画を発想したのがドラマ「ブラック・プレジデント」で門脇さんと仕事をした後なので、ちょうど三年くらい前です。そういう意味では三年かけたものが、この日に本当の意味で完成を見たのかもしれません。でも上映はまだまだこれからです。多くの人に劇場に足を運んでいただけたらと思います。

 

 

「世界は今日から君のもの」

渋谷シネパレスほかで公開中。劇場情報は公式サイトをご覧下さい。

 

監督・脚本:尾崎将也

音楽・川井憲次 主題歌・藤原さくら「1995」
出演:門脇麦 三浦貴大 比留川游 マキタスポーツ YOUほか

上映時間:106分
配給:アークエンタテインメント

7月15日(土)から渋谷シネパレスほかで全国公開

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