昨日は「世界は今日から君のもの」の完成披露上映会がユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われました。舞台挨拶に登壇したのは門脇麦さん、三浦貴大さん、比留川游さん、藤原さくらさん、僕の五人。舞台挨拶の様子は記事を見ていただくとして、ここでは裏側はどんなふうだったのかを書いてみたいと思います。

 

開演前の劇場


 この劇場は、ワンフロア上に割と広いラウンジのようなスペースがあって、関係者はそこに集まります。出演者の皆さんや藤原さんに来てもらう機会を活用しようということか、舞台挨拶の前には取材の予定がたくさん組まれていました。僕はインタビューが一件だけでしたが、門脇さんはかなりの数の取材が入っていたようです。
 それがひとしきり終わると、宣伝担当の人から舞台挨拶の段取りの説明。そして開始15分前になると劇場の裏の通路を通って会場裏に移動します。個人的にはこの入場を待っているときが一番緊張しましたが、一旦舞台に出てしまうと平常心になりました。お客さんは他の四人が見たくて来てくれているのであって自分はさほど注目されていないという安心感があるからかもしれません。他の四人のトークを普通に横で聞いていました。
 通常は一般のお客さんは写真撮影禁止なのですが、今回はお客さんも撮影OKという時間を設けられました。皆さんが喜んでいただけたのでよかったです。


 こういう舞台挨拶や記者会見には何度か出たことがありますが、監督や脚本家は大体端っこに立たされます。写真や動画を撮るとき、監督や脚本家を外して出演者だけの画面にしやすいようにというマスコミの人への配慮です。
 舞台挨拶が終わるとまたラウンジに戻り、ほっと一息つきます。出演者と藤原さんは、これからネットなどで流すメッセージ動画の撮影がありました。さらに取材が残っている人もいて、終わった人から順次解散です。


 僕はスタッフたちと映画が終わって帰るお客さんを見送ろうということになり、上映終了まで待ちました。終わって出て来るお客さんを待つとき、また少し緊張しました。みんなつまらなそうな顔をして帰ったらどうしようという不安がよぎったのです。でもその不安は杞憂に終わり、「面白かった」と言ってくれる人がたくさんいました。そして僕と写真を撮りたいという人の列が出来て、撮影大会のようになりました。


 なんだか小学生の遠足の作文みたいな文章になりましたが、何しろ自分にとっては非日常体験なので、かいつまんで書こうとするとこんな文になってしまいます。
 映画は、作品が完成するだけではまだ十分ではなく、上映してお客さんに見てもらうことで本当の完成と言えます。そういう意味で昨日はまさに「完成披露」だったんだなと思います。

 

 

 

「世界は今日から君のもの」

監督・脚本:尾崎将也

音楽・川井憲次 主題歌・藤原さくら「1995」
出演:門脇麦 三浦貴大 比留川游 マキタスポーツ YOUほか

上映時間:106分
配給:アークエンタテインメント

7月15日(土)から渋谷シネパレスほかで全国公開

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予告編