初春は水温も低く、産卵後のアフターの個体も多いことから活性も低くタフな状況が多々あります。


小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-2011121415250000.jpg



こんなタフな状況を打破してくれるのがエバーグリーン社のノーアクション系シンキングミノー『オネスティ95S』です。



小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-2011030917440000.jpg



小魚の動きを観察していると推進力を得るために体を大きく動かし、スピードが出たら動きを止めて惰性で前進します。イメージとしては『ピリピリッ長音記号1スゥ~』といった具合に泳ぎます。

この動きをルアーで実現化したのがオネスティなのです。イメージはトレブルフックが2つ付いたストレートワームのジグヘッドリグだと思ってください。

しかも低活性なシーバスやスレたシーバスに補食スイッチを入れてしまう可変フリーズアクションが1番のウリです。

キモはリップ形状とリトリーブ速度です。ファーストリトリーブでは、ちょっとだけピリピリと泳ぎます。

ミディアムリトリーブ以下では、ほとんど泳がない設定です。リトリーブ速度を変えることで状況に合わせたアクションを演出もできます。

特にイワシやバチ、サヨリ、シンキングミノーやシンキングペンシルに反応しない低活性のシーバスに違和感を与えず素直にバイトさせることをコンセプトに作られました。



小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-20110321214244.jpg



抵抗面の小さなリップは、水流を素直に受け流すことでスイムアクションを抑制し、なおかつ浮き上がりを抑え、水面直下30~70㌢のレンジのキープ力を高める役割があります。

また腹部のフィンは、整流効果があり、リトリーブ時のボディのフラつきを抑え、キャスト時には飛行姿勢を安定させ、タングステン重心移動システムで飛距離を実現します。

かつてない究極に極めた「元祖!!ノーアクション」のシンキングミノーです。



小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-2011030620420000.jpg



■操作方法
基本は、タダ巻きでOKです。
バチ抜けの時やプレッシャーが高い時はダウンクロスではなく、アップストリームが基本です。

上流側から流されてくるバチや小魚が魚の斜め前に現れるようなイメージでトレースするのが釣果アップの秘訣です。

しかも『ピックアップ寸前にバイトが多い』ことからルアーが岸際5㍍以内に近付いてきたときは、突然のバイトに備えてリトリーブに集中することが大切です。

なによりも魚に警戒されにくくスレに強く釣れ続くのが特徴です。


小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-IMG_0542.jpg



さらに潮目やストラクチャ-などの『ココゾ!』という所でリトリーブを止めて0・5~1秒ほどポーズを入れると、水平姿勢でスローに沈下することで『喰わせの間!』を演出できます。
ただ適当に入れると違和感を覚え見切られるので注意してください。
ココゾ!というときだけポーズを入れるのがコツです。



■接続スナップ
誰よりも爆釣させたい方はルアーを接続するのに『EGワイドスナップ』を装着することをオススメします。

というのもこのスナップを接続するだけで通常よりも更に水キレのあるアクションを演出するからです。



小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-2011052613490000.jpg



■飛距離アップ

シーバスは、沖からルアーを追尾し間合いを徐々に縮めて岸際付近でバイトすることが多々あります。
ルアーを長い時間を見せる程バイト数は増えることから飛距離が出れば出るほど有利です。

そこでラインはクレハ社の『完全シーバス』PE0・6~0・8号という細めのラインをオススメします。



小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-2012020312010002.jpg



なお時期的にもリーダーは12~16ポンドと細めが有利です。
そこでクレハ社の『シーガープレミアムマックス』を接続することをオススメします。

というのも耐磨耗性に優れ、根ズレにめちゃめちゃ強いからです。
しかも水中では、魚に見えにくいカムフラージュ効果の高い素材だから「スレた魚、水質がクリアなとき、低活性の魚」ほど威力を発揮します。

さらにフロロカーボン素材なのにナイロン素材みたいにしなやかで軟らかいからPEラインとの結束がバッチリと決まるからです。



小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-2011011920020003.jpg



■スペック
タイプ:シンキング
サイズ: 95㍉
ウェイト: 9㌘
フック : フロント→RBフック#8MH・リア→RBフック#8MHに交換しています。



小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-2011122810210000.jpg



■カラーバリエーション
常夜灯の光量や水の濁りや澄み潮などで実績のあるカラーパターンを採用。
なお絵文字でカラーによる得意状況を表記。

1:ビッグバイトチャート⇒くもり新月星空
2:サイトピンク⇒新月星空くもり
3:チャートフラッシュ⇒ひらめき電球晴れ満月
4:レッドヘッドホロ⇒星空新月雨
5:マイワシ⇒ひらめき電球くもり星空
6:デイライトフラッシュ⇒満月ひらめき電球晴れ
7:サヨリ⇒ひらめき電球晴れ満月星空新月
8:デイライトイワシ⇒満月ひらめき電球晴れ
9:セグロオレンジベリー⇒新月星空ひらめき電球
10:チャートコノシロ⇒富士山新月雨
11:ミッドナイトイワシ⇒新月星空くもり満月
12:マットスケルトンチャートB⇒獅子座星空新月満月
12:グリーンゴールドB⇒獅子座星空新月
13:マットピンクB⇒獅子座星空新月
14:アンバースモークダズラーB⇒獅子座星空新月満月


同じルアーでもカラーが変われば別物。水の濁り具合や光量でカラーを選んでいます。釣れないときこそカラーローテーションが重要です。

ちなみに、3月~5月に強いのがこのカラーです。


↓↓↓↓↓↓
小沼正弥オフィシャルブログ「職業釣り師」Powered by Ameba-2010121412560000.jpg



この動かないノーアクションこそが派手な動きに反応しないシビアな状況で威力を発揮します。

ぜひ「オネスティ95S」をプレッシャーの高いフィールドやベタ凪ぎの時に試してみてください。