今回は、非常に考えさせられる出来事があったので『テスター』か『職業釣り師(プロアングラー)』になれるかもしれないお話をしたいと思います。



シーバスアングラーなら、誰でもメーカーのテスターという肩書きに憧れ、いつかは自分もなりたいと考えている人方は多いと思います。事実、テスターやプロアングラーになりたいという方が年々増えています。


正直な話、自分も20年前はテスターになりたいという強い願望を持っていました。



では、どうしたらテスターになれるのか。


自分から言わせていただくと『自分で考えろ!、世の中はめちゃめちゃ厳しいぞ!!』と言いたい。

しかし、ゆとり世代の子供達には『根性がない!!』だからこそ「もしかしたらなれるかもよ!」というヒントをお話したいと思います。



では、過去に成功した3パターンのお話です。



①『自分自身をメーカーに売り込む営業作戦』。


②『釣り雑誌の編集長、大手釣具量販店の課長以上の役職の方、有名プロ(オヌマン)などの紹介でなれる反則級にズルいコネ枠』。


③『雑誌などに投稿記事を頻繁に送り続け“あいつ何者!?”とメーカーの方が気にされる位雑誌に投稿しまくる目立ち作戦』など。



だいたいがこの3つのパターンで釣具メーカーのテスターになっているハズです。


テスターになるまでの段階ですが「商品提供⇒モニター⇒テスター⇒プロ契約」といった感じです。

アメリカのメジャーリーグベースボールで例えると「1A⇒2A⇒3A⇒メジャーリーグ」への昇格と似ています。


ちなみに自分の場合は『メーカーへ営業』し商品提供からスタートして、後にモニターとなり、雑誌での宣伝活動が認められてテスターとなってプロ契約まで辿り着けました。



ただし“商品を宣伝する雑誌やDVDなどの媒体”がないことには、簡単にテスターやプロアングラーという肩書きになれない厳しい現実もあります。

マジな話『釣りが上手いだけ!!』でもなれないし、人とのコミュニケーションが苦手な方はかなり不向きです。


自分の場合は、幸運にも商品を宣伝できる雑誌のカラー連載を持っていたこともあり、自分自身が営業してメーカーに商品提供してもらうことを考えました。

しかしソルト系の老舗メーカーさんや大手釣具メーカーさんには、絶対に断られると思いましたから、まずはテスターが少ないメーカーや新参入メーカーさんを中心に電話営業をしました。

もちろん最初の1社目のメーカーさんは、間違いなく断られると思いましたからビビりながら電話営業をしたことを今でも鮮明に覚えています。

当然、営業ですからメーカーさんへ営業するときは、気持ちよく商品提供していただくように考えました。

その電話営業の内容は「お忙しいところ申し訳ごさいません。自分は雑誌でこんな連載をしている小沼正弥と申します。雑誌でルアーを宣伝できますので、少量で構わないのでルアーを御提供できないですか?」と無我夢中で言葉は丁寧で礼儀正しく営業を行いました。

電話での営業が承諾されると最初ということもあり1社で2~8個位ルアーを提供していただきました。

このパターンは成功した1例ですが、実際は失敗のパターンの方が多かったのも事実です。


かなりキツイ感じでメーカーの方にバシバシと断られました。

『ウチは天下の○○○○○○○だよ!!、雑誌に載せなくても勝手に売れますから!!』とか、『どこの誰かもわからない素人に商品を渡すようなヘボな3流メーカーじゃないですから』とか。





続きは『テスターへなれるかも②』へ。