テスターへなるには①の続きです。


『ウチは優秀なテスターがいるから現段階では募集してないですね』とか。
『そういえばB社がいいですよ、あそこはテスターを欲しがってますから』とか。『ウチには○○君というイチオシの若手やロッドデザイナーの◯◯さんというベテラン方がいるんで、申し訳ないけど2度と会社に電話してこないでください』などなど。

とにかくボロカスに言われたのことを今でも鮮明に覚えています。

でも、普通に考えてみてください。もし自分がメーカーサイドの人間だったら『どこの素性もわからない人間から売り込み営業の電話がきて、ルアーを提供してくださいと言われたら』間違いなく断ると思います。
どこの誰か判らない人に頼るくらいなら、メーカーの人間が直接フィールドへ行ってテストした方が早いのは当然です。しかし自分は、負けず嫌いというか諦めの悪い性格でしたから『自分を断ったメーカーからウチの商品を使ってください!!』と言われるようなアングラーになるぞと誓い今日まで気合いと根性という反骨精神だけで頑張ってきました。断られたメーカーを見返すためには、メチャメチャ活躍してソルト系の雑誌全社から取材の依頼がくるような確実に釣るシーバスアングラーとなってビデオに出演する!!という強い決意を決めたのが今から16年前の話です。

今もシーバス釣りに対する熱い性格は、変わっていませんけどね。


今振り返ればあの当時、色々なメーカーさんにバシバシと断られて本当によかったと思っています。

最初から電話の営業が成功して、スグにテスターになれていたら死ぬ気で頑張らず今の小沼正弥は間違いなくいなかったと思います。
人間は嫌なことをたくさん経験し、壁にブチ当たるからこそ、大人へ成長させ強くなりますからね。

もしテスターを目指している方、初めからビビッちゃダメですよ。何度か挫折しても怯まず諦めないで絶対にテスターになるんだという強い精神力を持ち続けることが大切です。

そして壁を乗り越えるのではなく、壁をブチ破る位のサムライ精神を持った根性のあるテスターを目指してください。


最後は己の力のみを信じることです。
『運は向こうからはやってきません。運は、自分自身で引き寄せるもの』ですから。


テスターになりたいという強い気持ちを持ってシーバス釣りをされている皆さん。もし、テスターというチャンスを掴み取ったときは、必ずモノにしてください。そしてプロ契約まで辿り着けるようなシーバスアングラーを目指し頑張ってください。



最後にひとつ言わせてください。

もしテスターやプロ契約できたときは、メーカーの責任を全て背負うということを絶対に忘れないでください。


私はヤル気のあるシーバスアングラーを応援しています。