先日、教頭先生との話し合いで「お金だけ払うけどPTAの活動には一切参加しない」という折衷案を出したわけですが、やはりこれじゃあいけないなと思い直し、PTA会長と話し合うことにしました。


PTAは加入は任意の団体ですので、PTAに加入しないことを会長と話し合うこと自体おかしな話なんですけど、うちの小学校では非加入世帯が我が家だけ。しかも初ということなので仕方ありません。


結論からいえば、穏便に非加入となりました。

教頭先生の失言については「指導していきます」とのことで、指導っていうのではなくてPTAってそもそも何なのか話し合ってくれたらいいな、とお話しました。



僕はなにもPTA気に食わん!おかしい!闘うぞーって非加入を決めたわけじゃありません。


会長には何度も何度も「なにかいたらない点がありましたか?」と訊かれましたが、理由なんてそれほどのことはありませんと何度もお伝えしました。


加入が任意の団体ですから、入りたいと思えば入ればいいんじゃないでしょうか。


PTAの活動はボランティア活動です。

ボランティアは他人のためという形をとっていますが、結局は自分のためにやることです。


それぞれに事情があるんだからやれるときとやれないときがあっていいものです。

「みんな事情があるなかでやりくりしてがんばってるのに、なぜあなただけ!」とやらない人を非難したり、不快な思いをすることではないでしょう、ボランティア活動なんだから。


僕は6年間PTAに入ってきたし、これからの6年はもういいかなって思っただけです。

折り返しがいい機会だったというだけ。


同級生の親たちと親睦を深めたくないわけじゃないけど、なにも無理して深めたいわけでもない。

ただ、もっと他のことに意識や時間を費やしたい。それだけなんです。

お付き合いで活動されるのも子供には迷惑でしょうし。僕もそれは好まない。


会長とも話したのですが、今回、非加入を決めたことで僕はとても勉強になったし、子供の教育にも良かったと思います。


我が家だけ初の非加入ということで、これからいろんな面倒がPTAの会員の方たちにあると思います。


でも、いままで非加入世帯がゼロだったことが不自然なんだと思います。

非加入世帯への対応を考えるたびに、PTAってなんだろうと会員の方たちが考える機会になってくれればいいな、と思います。


そうやってより良い会になっていけばいいですね、と会長さんとお話して、僕は一緒には活動できませんが外から応援していますよ、とお話しました。


子供たちとの話し合いでも、いろいろと考えることがありました。

息子はPTA会長さんのお子さんと同級生で「気まずくなるなぁ」と不安になっていました。


でも、それは違うんだよ、という話ができました。


考え方、感じ方、それぞれが抱える事情が違うのは当たり前のことで自然なこと。

その違いによって気まずいと感じることはおかしなことです。


自分とは違うからって変に思ったり、イヤに思ったり、腹が立ったりするのはとても残念なことだし、それがイジメというものにつながっていくんだよ。だから気まずく感じるのはおかしなことだよ、と話しました。


それでも勘違いから、PTAに入っていないからといってお前たちのことを馬鹿にしたりする子は出てくるかもしれない。子供だからそういうのはあるかもしれない。


そんなときは、知らないだけ、勘違いなんだと笑ってやりなさい。「PTAに入るのは自由なんだよ。入らないからって悪いことじゃないよ。知らないの?」って。


それでもしつこい奴は、いい機会だと思って付き合いをやめなさい。長く付き合わなくて良かったって。でも、いつかわかってくれたらいいなって。


そんな話ができたのも非加入を決めたからです。



長くなりましたが最後に、、、


PTAに入らないことに関して、一生懸命やっている人、やってきた人には不快に感じる方もおられるようです。


でも、それは本当におかしい。


非加入=否定、と捉えてしまうのでしょう。


イジメは絶対によくない、やめよう。

他者との違いを認め合おう。


なんて言っている大人が、たかだかPTAの非加入で眉をひそめたり不快に感じるなんて本当におかしいです。

そんな人間が学校という教育の現場で、「子供たちのために」とか「地域のために」なんて顔していると思ったらゾッとしますね。悪影響しかないです。そう思います。


via モケモケ釣り釣り
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