デビューの為上京しての半年間は、帰郷の機会は与えられませんでした。

里心がつかないようにとの、スタッフサイドの配慮だったのでしょう。とにかく忙しく日々を過ごしてた記憶があります。

 

故に、待ちに待った!故郷の、板付空港(福岡空港)に着陸した瞬間の、夢見心地(盆と正月と、夏休み始まり・冬休み始まりを混ぜた感じ、笑)を、思い出します。

 

随分な、かあちゃんっ子だったのに、家を出たっきり、手紙一通、電話一本かけて来ない息子の事を母親は、「忙しかっちゃろう?便りがなかとも、よか便りたい!」と、諦めていたとも、耳にしたような?

突然の帰郷連絡を、入れたかどうかは、記憶にありません(笑)。

蒲鉾工場の大きな木戸を開けると、出迎えてくれたのは長寿の老犬(テツ)でした。他の家族は普段通りだったので、ひょっとして、やはり連絡してなかったのかも(笑)!

僕の顔を見てみんな、「お~帰って来たったい!」と驚いていた風でしたから♪

 

帰りを待ってくれてたテツは、天寿を全うして、その翌日に天国へ登って行きました。

その後の帰郷も、連絡する事無くな、突然が多かったはず。

?寅さん風♪

 

 

まさとし