気晴らしに海辺のリゾートな思い出を☆
昭和の最後の年まで、逗子の海岸には、“なぎさホテル”と言う、素敵なやすらぎ場所がありました☆
こじんまりとした建物でしたが、ヨーロッパ風建築には、風格漂う歴史が刻まれており、初めて訪れた時。内装空間に、別格の雰囲気を感じたものです。
大正15年に建てられたと言う、このホテル。葉山の御用邸に遠くなく、その昔は、皇族の人達も宿泊されてたとか。
目の前、国道134を潜ると、逗子の海水浴場。
海を臨む形で芝生の庭があり。決してその中心ではない主張位置での、小さなプール。
そこに遊ぶ、泊まり客の子供達の様子と、取り巻く幾つかのビーチパラソルテーブルセットが、柔らかなリゾート感を漂わせていました。
宿泊経験も何度かありますが。殆どが、海水浴の海の家感覚で通わせて頂きました。
と言うのも、荷物を預かって貰うシステムを使うと、広い脱衣所付きの、ゆったりとしたお風呂部屋を貸し切れるので。海水浴後の海の家の煩わしさが一切無く身支度を整えて、帰れるからです。
しかもその後、ホテルの素敵なレストランでの、お茶時間も、食事も泊まり客の様に気分次第☆
高くない使用料の割に、とても贅沢な時間を過ごせてました。
後で知ったのですが、僕が通ってた頃、伊集院静(作家)さんが、七年間程このホテルに住んでいたとか。
小田和正さんや、松任谷由実さんもよく利用されてた事を。
撮影で松坂慶子さんや緒形拳さんも来られてる事も知って、びっくり!
老朽化で維持するのが大変で、平成元年に閉じられたそうです。
夕日な頃に、庭の椅子に座り、スティックで膝を叩いてた♪振り返ればかなり、気恥ずかしい記憶あり(笑)☆
何だかまだ、逗子海辺のあの場所に、ある気がして☆
まさとし