6年前の今日、リハビリ病院を退院させられました。
上限150日に達した為です。
医療保険から介護保険に追いやられた日です。
リハビリ病院のスタッフさん達と涙、涙のお別れの後、上司二人とともにタクシーで自宅アパートに戻りました。
帰宅して直ぐケアマネのOさんが来訪され、少し話をした後、上司二人が帰られました。
ケアマネさんとの打ち合わせ中にヘルパーの主任さんが来てくれて、自宅の拭き掃除をして下さいました。
半年弱、家主の不在だったアパートの部屋は目立った汚れ、埃は無し。
綿埃が全くなかったことに驚きましたが、綿埃というものは生活していないと発生しないものなんだと理解しました。
そのかわり、細かい砂埃だらけで、床を拭いた雑巾は直ぐに真っ黒になっていました。勿論、白い靴下も足裏は真っ黒でした。
一通りの掃除を行って貰い、食料の買い出しをお願いしました。
ケアマネさん、ヘルパーさんが帰った後は、久々の静寂に包まれました。
ずっとガヤガヤした環境から自宅に戻り、この静寂に孤独感、恐怖感さえ感じました。
復職までの2ヶ月間が寂しかったですね。
緊張感も無いため、自律神経失調気味だったと思います。
歩かないと歩けなくなるという強迫観念に駆られ毎日朝晩に歩く訓練を行っていました。
お風呂から出られなくなったらどうしよう・・・
お風呂に入るのも怖かった。
当時は、まだ防水になっていないiPhoneをジップロックの袋に入れてお風呂に持ち込んでいました。
翌日に誰かの来訪予定が無いときは、入浴を控えたりしてましたね。
あれから6年。
スマホも防水になり、お風呂に持ち込むことも無くなり、お風呂は入りたいときに自由に入れています。