どうもこんにちわ。最近とても寒いですね。あまりに寒くて、布団から一歩も外に出たくない木下雅人です。

 

布団の外は危険だ!!

 

というわけで、あまりに寒くて布団からほぼでていなかったので、更新が遅れましたが、最近読んだ本の感想です。

 

 

読んだのは、

 

 

「メガヒット秘話 使い捨てカイロ物語」です。

この本は、江本たかしさんという、使い捨てカイロをはじめて世にだした会社で、当時プロジェクトのとりまとめのような仕事をしていたらしい人が作者の本です。

 

構成としては

14章構成ではじめの半分がカイロの開発にかかわる部分、そのあとが、カイロの使用時の注意点や感想など、さらにそのあとが、筆者のクレームに対する感想などです。

 

ちなみに出版社は文芸社様。

 

 

個人的には文芸社様、大丈夫なのか?

 

というのが正直な感想です。

 

 

なんか本の構成が結構めちゃくちゃ。

はじめの商品開発にかかわる部分は市場調査から市場への導入、特許係争までしっかりかかれているけど、内容うすめ、感想多め、

そのあとの章は

ただただ、なんとなくカイロにまつわる事象を並び立て、感想をられつするのみ。

 

最後の方はクレーマーの話に終始しはじめるという状況。

 

 

商品開発とか、販売する仕事をしていると、クレーマーとかにも出くわすのはわかるし、実際に書かれているようなクレーマーに出くわしたこともあるけど、

それは、この本でかく内容なのかなぁ、と思ってしまった。

 

 

使い捨てカイロは間違いなく偉大な商品だと思いますので、それがこのような形で本で紹介されていて、商品開発の魅力が伝わらない、もしくは伝わりにくいのは、少し残念だなぁと思います。

 

 

 

因みに、この本を読んでいて勉強になったのは、下記の点。

 

①使い捨てカイロがでまわるまでは、ベンジン式懐炉などが主流だったが、使いにくく市場規模が小さかった。

新市場を開拓したという点で、この商品は素晴らしい。

 

②使い捨てカイロ自体は、鉄がさびる際の熱で発熱しているだけとはいえ、その発熱をうまく調整するために鉄粉の構造、袋の密封など様々な技術的な工夫がされている。

それも素晴らしい

 

③当時一般的ではなかった薬局などに雑貨をおくという販路を開発した点も素晴らしい。

 

④プラスチックの袋に入っている切れ込みはノッチといい、その形状によりVノッチ、Uノッチ、Iノッチなどというらしい。

ノッチは位置や形状を調整しないと、商品の自重で袋が避けてしまったりするらしい。

 

 

 

 

こうやって見ると、本当に素晴らしい商品ですね。

 

こんあ商品を開発できるようになりたい。